ミタル会長:自社株支配的持ち分返上か、買収案協議が促進も-英紙F

5日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、 アルセロールに買収案を提示しているミタル・スチールのラクシュミ・ミタル会 長がミタル自社株の支配的な持ち分保有を返上する可能性があると報じた。情報 源は明らかにしていない。

同紙によると、ミタル・スチールは、買収後の新会社について、ミタル一族 が一般株主の2倍の議決権を保持するとの従来の主張を見直し、会長の持ち株比 率が50%未満となることを容認する可能性があると報じた。

また、同紙は、この動きにより、株主の懸念も和らぎ、今回の敵対的買収案 をめぐるアルセロールの経営陣とミタルとの協議にも弾みがつくのでないかとし ている。

オランダの製鉄大手ミタルは、ルクセンブルクのアルセロールに対し、232 億ドル(約2兆7000億円)の敵対的買収を提案。買収により2位のメーカーの 3倍の規模を目指している。アルセロールの株式の5%を保有するルクセンブル ク政府をはじめフランスとスペインの政府も買収提案に批判的な姿勢を示してい る。

(フィナンシャル・タイムズ 3月5日)

原題:Mittal's Chairman May Surrender Controlling Stake, FT Reports