東芝:半導体新工場建設で5000億円投資、生産能力3倍に-日経(2)

6日付の日本経済新聞朝刊は、東芝が5000億円 程度を投じて三重県四日市市に半導体の新工場(第4棟)を建設すると報じた。携 帯音楽プレーヤー向けなどに需要が拡大しているNAND型フラッシュメモリー (電気的に一括消却・再書き込み可能なメモリー)の生産を行うとしている。

同紙によれば、新工場は、半導体の主力拠点の三重県四日市工場内の敷地に年 内に着工し2007年にも稼働する。この工場建設で、生産能力は現在の月産約8万枚 から08年には3倍の約25万枚に増加するという。

報道に対し、西田厚聰社長は6日朝、ブルームバーグ・ニュースに対し「現時 点では何も決まっていない」とコメント。また、同社広報室も「必要な投資を今後 も適宜やっていく方針は変わらない。(新工場建設構想も含めて)具体的な計画は 現時点で何も決まっていない」(大森圭介海外広報グループ長)としている。

05年度の半導体事業の設備投資計画は2890億円で、従来の2250億円から大幅 に増額する方針を2月に発表済み。アップルコンピューターの「iPod」など携 帯音楽プレーヤーや記録媒体向けに需要が急拡大しているNAND型フラッシュメ モリーを増産するためで、四日市工場の第3棟で直径300ミリメートルの大口径ウ エハー対応の生産ラインを増強する。

将来的には同工場の敷地内に第4棟を建設することも検討しており、東芝と合 弁で四日市工場に折半出資している米メモリーメーカー大手のサンディスク社も、 06年に総額10億ドルを投資する計画を発表した。同社のエリ・ハラリCEO(最高 経営責任者)は従来から「第4棟の建設も検討したい」との意向を従来から示して いた。

好調なNAND型フラッシュメモリーの業績がけん引し、05年度の半導体事業 全体の収益は、売上高が前期比11%増の1兆400億円、営業利益は同57%増の1300 億円となる見通し。東芝は、近く新たな中期経営計画を策定する予定。そのなかに、 半導体事業の今後の投資計画なども盛り込まれる公算が高い。

東芝の3日終値は前日比3円(0.5%)高の655円。

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