東燃ゼネ株が3日続伸、3%超の高配当利回りに着目-業績も急回復

国際石油資本エクソンモービル傘下の東燃 ゼネラル石油株が3日続伸。一時3.8%高まで値を上げた。期末にかけて人気 が高まる高配当銘柄である上、石油製品のマージン改善によって2006年12月 期は大幅な増益に転じる見通しであることから、株価は上昇基調にある。三菱 UFJ証券が2日付で投資評価を「3」から「2」に引き上げ、買い安心感が 強まった。午前終値は32円(2.7%)高の1203円。

東燃ゼネラルの05年12月期の年間配当は36.5円。06年12月期予想は37 円で、配当利回りは3%超と非常に高い。日興コーディアル証券の西広市・エ クイティ部長は「配当利回りや所有期間利回りなど、基本に立ち返った物色に なっている」と相場動向を語り、高配当銘柄を物色する動きが東燃ゼネラルに 出ているとの見方を示した。

業績面では、昨年10月以降のガソリン価格の急落でマージン(製品と原油 との価格差)が縮小したことなどが響き、05年12月期の連結純利益は130億 円と、前の期より73%減った。しかし、06年12月期は前期比92%増の250億 円に急回復すると計画している。原油価格の変動が前期より小さくなり、価格 転嫁が容易になるとみているためだ。

三菱UFJ証券の荻野零児アナリストは、在庫の影響を除いた調整後の05 年12月期営業損益は32億円の赤字と、前期比675億円の減少だったと説明。 そのうえで、06年12月期は調整後の営業利益が550億円(前期比582億円 増)と、会社予想400億円(在庫の影響をゼロと予想)を大幅に上回るとの見 方だ。

石油製品マージンの改善が450億円の営業増益要因となるほか、経費節減 も80億円のプラス要因に働くとみている。東燃ゼネラルは軽質原油の調達比率 が高く、前期は軽質原油の価格が重質原油より上昇した影響を強く受けたが、 今期は「重軽格差が前年同期並みで推移しており、大幅減益要因となる可能性 は低下している」(荻野氏)という。

こうしたところから、荻野氏は東燃ゼネラルの投資評価を今後12カ月でT OPIX(東証株価指数)を5-15%アウトパフォームするとの見方を反映す る「2」に引き上げた。

--共同取材:山口義正、Editor:Ozawa

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