2月の米自動車販売:ホンダのシビック38%増-アジア勢シェア拡大

大手自動車メーカーが1日発表した米国自 動車販売統計によると、ホンダの小型車「シビック」の販売台数は38%増と急 伸し、アジア勢の米市場シェアは7カ月連続で拡大した。

ホンダの販売台数は前年同月比8.7%増となり、アジア勢7社のなかで最高 の伸びだった。ホンダをけん引役に、アジア勢の米市場シェアは37%と、前年 同月から0.9ポイント上昇した(ブルームバーグ調べ)。他のアジアメーカー も、トヨタ自動車が2.4%増、日産自動車が2.2%増、韓国のヒュンダイモータ ーカンパニー(現代自動車)が0.2%増と、販売を伸ばした。

米のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの不調が、アジ ア勢の販売増に寄与した。ガソリン高で乗用車の需要が伸びるなかで、アジア 勢はホンダのシビックやトヨタの「アバロン」、ヒュンダイの「ソナタ」など の新モデルで消費者の心をつかんだ。

自動車業界調査会社ケリー・ブルー・ブック(米カリフォルニア州)のエ グゼクティブ・マーケットアナリスト、ジャック・ネラッド氏は「燃料価格上 昇が消費者を若干、乗用車の方に引き付けたことに加え、GMとフォードのラ イトトラックやSUV(スポーツ型多目的車)の多くはモデルチェンジの時期 を迎えている」として、「率直に言って、新モデルという点ではアジア勢の製 品の方が面白い」と話した。

ホンダの販売台数は10万6644台となった。シビックのほか、セダン「ア コード」も4.4%増と健闘した。シャーフ・インベストメンツでホンダ株やトヨ タ株を含めた運用に携わるジェフリー・シャーフ氏は、「燃料価格上昇が続く とすれば、ホンダはその市場環境を生かすのに最も有利な位置にいると思われ る」と述べた。

トヨタの販売台数は16万6940台に増えた。セダンの「アバロン」やスポ ーツカーの「レクサスIS」、ピックアップトラック「タコマ」、小型SUV 「RAV4」が好調だった。

日産の販売台数は8万4241台となり、2005年9月以来初めて増加した。小 型車の「セントラ」やセダン「アルティマ」などの日産ブランドが伸びた。高 級ブランドのインフィニティは5.5%減だった。日産の米ブランドマネジャー、 ブラッド・ブラッドショー氏は、新モデル投入ペースの鈍化とトラック人気後 退が販売の低調につながったと説明した上で、「2006年下期はこれが変わる」 として、「セントラ」の新モデルや小型車「バーサ」投入の計画などを挙げた。

ヒュンダイは3万4014台に増えた。セダン「ソナタ」は41%増だった。

その他のアジアのメーカーでは、米フォード・モーターグループのマツダ が13.3%増の2万3580台。富士重工業のスバル部門が6.1%減の1万3635台。 三菱自動車は36%減の7976台、スズキは39%増の8542台、トラックメーカー のいすゞ自動車は32%減の796台だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE