米社債スプレッド、8月以来の低水準―景気拡大による収益改善期待で

米企業が発行する社債利回りの米国債に対 する上乗せ幅(スプレッド)は、景気拡大が企業収益を後押しするとの期待感を 背景に昨年8月以来の低水準となっている。

メリルリンチのデータによれば、投資適格級社債のスプレッドは87ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)と、年末時点の92bpから縮小した。米 国債利回りの上昇で資金調達の総コストが増加しているだけに、スプレッド縮小 は米企業にとっては救いだ。

ラスベガスの本拠を置くステーション・カジノズのグレン・クリステンソン 最高財務責任者(CFO)は27日のインタビューで、「市場は引き続き、極め て強く、新発債の受け入れに前向きだ」と語った。同社は2月23日にジャンク (投機)級の12年物社債3億ドル相当(表面利率6.625%)を発行した。スプ レッドは212.5bpだった。

米国債利回りに上昇に伴い、投資適格級社債の利回りは今年、平均で20b p上昇している。景気加速を受け、米国債利回りが上昇するとともに社債スプレ ッドが縮小する公算が大きく、借り手企業の返済が一段と容易になる可能性が示 されている。

メリルリンチによると、ジャンク債の平均利回りは8.26%。米連邦準備制 度が一連の利上げを開始する前日の2004年6月29日は8.29%だった。年末は

8.44%だった。

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