内藤証券の陳氏:今週の中国株の見通し、注目銘柄についてコメント

内藤証券の陳迅(チェン・シュン)ストラテ ジストは、27日のインタビューで、中国株の今週の見通しや注目銘柄について 以下のようにコメントした。

香港ハンセン指数について:

「香港市場では、ハンセン指数が小幅ながら上昇し続けている。この傾向 は、今週も維持できるとみている。今週中にもハンセン指数が1万6000ポイン トを試す展開になると思う。一方、H株(ハンセン中国企業株)指数は、昨年 の11月以来すでに30%以上高騰している。今週中にある程度の調整があっても おかしくないと思う」

上海総合指数について:

「一方、中国本土市場では上海総合指数が、今週中にも心理的節目である 1300ポイントを突破するとみている。H株の急騰で、A株とH株の格差がだい ぶ縮まっている。今後、H株の株価がA株の株価を押し上げるような展開にな ると思う」

注目業種について:

「最近原油相場が逼迫(ひっぱく)状況になってきているので、中東情勢、 一部の産油国の政治不安もあって、マーケットは原油相場に関心を寄せている。 相場全体に悪影響を及ぼす可能性はあるが、石油関連株は逆に追い風になる可 能性がある。もう1つ、鉄鋼株も最近注目を集めている。1つは、本土大手が そろって値上げを宣言した。さらに鉄鉱石の価格交渉で日系大手と連携して、 価格を引き下げようとする動きが出るのではないかということでマーケットが 注目している」

注目銘柄について:

中国最大の石油会社ペトロチャイナ(857 HK)は「単純明快で原油相場の 動向に沿った動きになると思う」

「続いて、中国石油化工(Sinopec 600028 CH)だ。英国の石油メ ジャーであるBP社の資本参加が報道されているが、それが当面の刺激材料に なると思う。また傘下企業の統合、再編も今後非常に注目されているので、E PS(1株当たり利益)などの投資指標が上昇すれば、株価の支持材料にもな る」

「鉄鋼では鞍鋼新軋鋼(000898 CH)だ。年初来5割も上昇したが、今週以 降調整局面に入るのか、あるいは高値更新なのか。産業全体を見れば、生産能 力過剰状態にあるが、鉄鋼石価格の押し下げなどがあれば、業績改善につなが る。最後に、自動車の長安汽車(000625 CH)に注目したい。B株の買い戻しが あるかどうか。会社のトップが香港でそういったことを言及したと報じられて いる。注目材料になる」

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