米社債:利回りは3年ぶり高水準-クレディ・スイスなどが起債

米企業の資金調達コストは、米利上げ継続 観測を背景に、約3年ぶりの高水準となっている。

メリルリンチによると、24日の投資適格級社債の平均利回りは5.58%と、 前週の5.44%から上昇した。年初は5.39%だった。2月14日には5.61%と、 2002年12月以来の高水準に達した。

3月に起債を予定している小売りのボントン・ストアーズやレストラン経 営のデーブ・アンド・バスターズの調達コストは上昇しそうだ。調達コストは、 指標の10年債利回りの上昇に伴って高まっている。

アドバンタス・キャピタル・マネジメントで運用に携わるトマス・ホート ン氏は、「決算期前後の時期を過ぎた今、もう少し発行が増えると思っていた」 と述べた。ブルームバーグ・データによると、2月の米社債発行は約470億ド ル(約5兆4600億円)となり、1月の980億ドルから減少した。2005年の月平 均は550億ドル(ブルームバーグ・データ)。

ホートン氏は、環境は依然として良好だとして、発行が今後増えると予想 している。ケーブルテレビ(CATV)の米コムキャストは早ければ27日中に、 20億ドルの起債を計画している。スイスの銀行2位クレディ・スイス・グルー プも30億ドルを起債する。

27日の流通市場では、自動車部品のデーナの社債(表面利率6.5%、2008 年償還)が最も頻繁に取引された。先週破たん観測が浮上した同社はこの日、 財務上の選択肢について、銀行や金融機関と話し合いを続け、向こう2週間以 内に合意に至るとの見通しを示した。デーナ債は額面1ドルに対し約6セント 上昇し68.9セント。利回りは21%となっている。先週は34%まで上昇してい た。