ヤマトHD株が急伸、西濃と物流会社設立の報道-企業需要開拓(2)

ヤマト運輸の持ち株会社、ヤマトホールデ ィングスの株価が上昇。ヤマト運輸が西濃運輸と共同出資会社を設立し、企業間 物流に本格参入すると27日付の日本経済新聞朝刊が報じたのを受けて、買いが 優勢となっている。

株価は朝方、買い気配で始まり、午前9時5分に前日比55円(2.5%)高の 2230円で取引が成立。売買成立後は急伸し、一時は同90円(4.1%)高の2265 円まで上昇した。ただ、その後は上げ幅を縮小しており、午前9時52分現在、 同35円(1.6%)高の2210円となっている。

ヤマト運輸は西濃運輸と提携し、3月に合弁会社を設立する。27日午後に 両社が正式契約し、発表する。ヤマト運輸広報担当の伊藤哲係長が明らかにし た。ヤマト運輸では2004年秋から全国の主要都市を中心に「クロネコボックス チャーター」という名称で企業向け小口物流のサービスを提供。今回、全国でよ り細かなネットワークを構築し、サービスを本格展開するに当たり、西濃運輸の 幹線輸送網を利用するのが得策と判断。今年1月には両社で基本合意していた。

みずほインベスターズ証券の岸恭彦アナリストは「この日の相場全般が堅調 なうえ、これまでのサービスを本格展開するということで評価されたのでは。中 長期的な成長につながるだろう」と指摘した。岸氏の投資判断は「アウトパフォ ーム」。

新設する合弁会社「ボックスチャーター」にはヤマトが85%、西濃運輸の 持ち株会社セイノーホールディングスが15%出資する。資本金など詳細は公表 していないが、社長はヤマト側が派遣する。同社は縦、横が各110センチ、高さ 170センチのボックス単位で企業向けに小口配送サービスを提供する。利用企業 としては、小口の配送需要の多い部品や食品メーカーなどに効率的で、年間 1300億円程度の市場規模が見込まれるという。

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