訂正:ライブドア、証券はグループ内維持の意向、フジとの関係継続を

証券取引法違反容疑による前幹部の逮捕で 揺れるライブドアの平松庚三社長は24日、都内で記者会見し、証券子会社につ いてグループ内にとどまる方法も検討していることを明らかにした。また前社 長の堀江貴文容疑者ら、逮捕された旧経営陣には訴訟も辞さないという考えを 示した。

平松社長はまた、フジテレビジョンとの関係について「定期的に話す場を 持っている」としたうえで、可能ならばパートナーとしての関係はライブドア の上場廃止などとは関わりなく今後も維持していきたいとの意向も示した。

ライブドア事件によって、子会社のライブドア証券の行方が懸念されてい る。証券取引法違反などで刑罰が確定した法人については、5年間証券会社の 親会社になれないとの規定があるためだ。13日に、ライブドア法人が起訴され たことで、同社子会社のライブドア証券を傘下に抱えることができなくなる懸 念がある。

この点について、会見に同席した清水幸裕執行役員は、「認識はしている」 としながらも、証券の子会社はグループから切り離さない方法も含めて検討し ていることを示唆した。同執行役員はまた、旧経営陣に対しても「必要ならあ らゆる措置をとる」と述べ、責任を追及する姿勢を示した。

新取締役を選任へ

ライブドア事件が起きる以前は同社の取締役は6人で構成されていたが、 うち4人が逮捕された。逮捕された熊谷容疑者を含め羽田寛氏、山崎徳之氏の 3取締役が経営陣として残っているが、商法で規定された最低限の人数だ。熊 谷容疑者の逮捕によって実務が可能な取締役は2人になってしまった。しかも、 この異常事態を打開するためには、新たな取締役の選任が必要で、同社は6月 をめどに、臨時株主総会を開催する予定。

ただ、商法の規定では、裁判所に仮取締役の選任を頼むことが可能で、同 社は臨時株主総会前に裁判所へ申請する考えだ。平松社長はこの日の会見で、 「仮取締役の選任手続きを進めている」ことを明らかにし、「裁判所から選任 の結果が出たら(現在、取締役にとどまっている)熊谷容疑者は取締役を辞任 する」と語った。

同社長は、ライブドアのこれからの経営方針については、インターネット 上のポータルサイトを中心として、メディア、ファイナンス、ビジネスソリュ ーションの事業間で最大限の相乗効果を狙うとする方針を打出したものの、堀 江被告の経営との違いは会見でも明らかにならなかった。また、支援スポンサ ーや買収の話については「現時点で具体的な話はない」と述べた。

ライブドアの社名についての変更については「選択肢の一つではあるが、 現時点では考えていない」と答えた。

また、現時点では執行役員社長である自身について、臨時株主総会で指名、 承認があれば「懸命に務める」とし、今後は取締役としても経営に携わる意向 を示した。

上場廃止が懸念されるなかで、平松社長は、決定自体は「アンコントロー ラブル(制御不可能なもの)」としながらも、「東証とは緊密に連絡を取り合 っている」として、私が社長に就任してからは連絡の頻度が「これまでより2 倍、3倍になっている」と語った。そうした中で、いかなる決定があっても次 善の策を打つ用意あるとして、上場廃止の決定も視野に入れていることを示唆 した。

ライブドアの株価終値は前日比4円(5.2%)高の81円。

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