東燃ゼネ:10-12月純利益67%減、ガソリン価格急落-今期92%増益

国際石油資本エクソンモービル傘下、東 燃ゼネラル石油の2005年10-12月通期の連結純利益は前年同期比67%減の 71億円にとどまった。24日発表の決算資料に基づき、ブルームバーグ・ニュ ースが算出した。10月以降のガソリン価格の急落でマージン(製品と原油との 価格差)が縮小したことなどが響いた。

05年12月通期の連結純利益は前期比73%減の130億円。06年12月通期 の連結純利益見通しは同92%増の250億円を見込む。

05年12月通期の連結売上高は、前期比22%増の2兆8562億円。石油製 品の販売量は4044万キロリットル、石油化学製品は267万トン。営業利益は 同68%減の200億円。在庫取り崩しによる影響などを除いた実質ベースの営業 損益は33億円の赤字(前年同期は643億円の黒字)。石油化学部門は好調だ ったものの、ガソリンをはじめとした石油製品部門の不振が響いた。

東証で記者会見したウイリアム・J・ボガティ取締役は、石油製品の不振 について、「原油価格が急激に上昇した結果、製品価格へのコスト転嫁が困難 となり、マージンが相当低下した」と説明した。また同社はガソリンなどの製 品構成比率が高く、「軽質原油をより多く使う」構造になっており、軽質原油 が重質原油に対して割高に推移したこともマイナス要因になったとしている。

06年12月期は増収増益

06年12月通期の連結売上高見通しは、前期比7.8%増の3兆800億円、 営業利益は倍増の400億円、経常利益は同80%増の410億円と増収増益を見込 む。原油価格の変動幅は05年度よりも小さいとみており、石油製品のコスト 転嫁が相対的にスムーズになることなどが寄与する。マージンは05年度並み を前提としている。

設備投資を拡大-環境規制や割安原油に対応

同社は生産の効率化、環境規制に合致したガソリン・軽油の生産などを行 うため、今後数年間で通常の投資に加えて総額250億円を超える新規投資およ び設備増強を実施する。これによって「使用原油の選択肢が広がる」としてお り、割安な重質原油の処理が可能になることから、「原油の重軽格差が維持さ れても、ある程度吸収する能力が付く」(ボガティ取締役)という。05年の設 備投資額は187億円だった。

東燃ゼネラル石油の株価終値は前日比4円(0.4%)高の1102円。