ブラジルの外貨建て信用格付け、上期に引き上げも―クレディ・スイス

クレディ・スイスは16日、ブラジルの外貨 建て信用格付けが今年上期に引き上げられる可能性があるとの見方を示した。米 ドル資金流入の急増で、海外の金融情勢の変化から打撃を受けにくくなったため だと分析した。

クレディ・スイスのリポートによると、格上げとなれば、ブラジルの格付け は過去最高となる。同社は、インフレ率や金利の低下、外貨建て資金調達コスト の低下、貿易黒字の拡大が格上げの裏付けになると指摘。格上げが決まれば、「ブ ラジルにとっては、投資適格級格付けを早期に獲得できる可能性が高まるため、 有利になるだろう」と説明した。

ブラジルの債務は約4400億ドルと、新興市場国の中では最大。ルラ大統領は 昨年4月に財政赤字を過去最低水準まで圧縮。対外債務も昨年約1600億ドルと、 2002年12月の2110億ドルから減らした。外国為替相場に連動した国内債の発行 も中止した。

クレディ・スイスはこれまで、ブラジルの格上げの可能性は10月の大統領選 挙後になると予想していた。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは昨年10月、ブラジ ルの外貨建て債務格付けを投資適格級より3段階低い「Ba3」と、それまでの 「B1」から引き上げた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S& P)は05年11月に同国の外貨建て債務格付け見通しを、格上げの可能性を示す 「ポジティブ(強含み)」に引き上げた。S&Pの格付けは投資適格級より3段 階低い「BB-」で、グアテマラやウクライナ、トルコと同水準。

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