任天堂:携帯ゲーム機DS国内販売、年内1000万台目標-TV対応も

任天堂の岩田聡社長は15日、都内で会見し、携 帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の国内累計販売を年内に1000万台に伸ばす計画を 明らかにした。日本での販売台数は2004年12月の発売から約1年2カ月で600万台 を突破、携帯ゲーム機で最も売れている自社の「ゲームボーイ・アドバンス」や、家 庭用ゲーム機最大手ソニーの「プレイステーション2」を上回るペースで普及してい る。

岩田社長は、普及を加速する新機能の一つとして、DSで4月に始まる移動体端 末向け地上デジタル放送「1セグメント放送」(通称:ワンセグ)を視聴できるよう にすると発表した。アンテナ付きのカードをDSに差し込むことで、テレビ放送を受 信できるようにするもので、年内の発売を目指して開発を進めている。価格は未定。

また、6月にはインターネット接続を可能にする基本ソフト(OS)を発売する。 希望小売価格は3800円。ノルウェーのオペラ社のOSを採用し、漢字の手書き入力 もできる。

ミリオンセラー7作品

これに先立ち、3月2日には、より薄型軽量の上位機種「ニンテンドーDSLite (ライト)」を発売する。希望小売価格は1万6800円と、現行機(1万5000円)よ り高いが、ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の 1万9800円を下回る。ゲームボーイ・アドバンスの人気が根強い海外でのDSLite の発売時期は、明らかにしていない。

DSは、ゲーム市場の拡大を目指す任天堂がユーザー層を広げることを狙った戦 略商品の第一弾。脳年齢の若返りを図れるという「脳を鍛える大人のDSトレーニン グ」や、犬を飼う疑似体験ができる「ニンテンドッグス」といった従来にないゲーム ソフトで高齢者や女性の支持を得たとしている。これらを含め、DS向けソフトは日 本では7作品が累計出荷100万本を超えるミリオンセラーとなっている。

今後はパズルゲームのヒット作「テトリス」のDS版や、人気キャラクターの 「ポケット・モンスター」、DSのタッチパネル画面を生かした「DS美文字トレー ニング(仮称)」、「しゃべる!DSお料理ナビ(同)」といった新作ソフトの投入 を予定している。岩田社長はソフトの品ぞろえが増えていることについて、「これま での間口の広い商品から、歯ごたえのある商品までの展開という目標は、着々と達成 されつつある」と語った。

DSの05年12月末の累計販売台数は1443万台(うち国内が570万台)だった。 一方、DSとほぼ同時期に発売されたPSPの同12月末時点の累計出荷台数は1503 万台(同420万台)。PSPは昨年7月にネット対応ソフトの提供を開始した。

任天堂の株価終値は前日比130円(0.8%)安の1万5740円。

--共同取材:Pavel Alpeyev Editor:murotani(Hoz)

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