蘭ミタル・スチールの10-12月期:減益-鉄鋼値下がりが響く(2)

製鉄最大手オランダのミタル・スチールが 15日発表した2005年第4四半期(10-12月)決算は、原材料コストの上昇と 鉄鋼値下がりが響き、減益となった。

同社がアムステルダム証券取引所に提出した資料によれば、純利益は6億 5000万ドル(1株当たり92セント)と、前年同期の15億5000万ドル(同

2.42ドル)から減少した。ブルームバーグ・ニュースがアナリスト5人を対象 にまとめた調査の中央値では、1株当たり利益は80セントと見込まれていた。

ミタルは1月27日、同業でルクセンブルクのアルセロールに対し買収案を 提示。巨大製鉄会社を誕生させ、顧客企業や鉄鉱石供給企業との交渉力を高め るのが狙い。

ラクシュミ・ミタル会長は決算資料で、「現在の市況におけるわが社の業績 の力強さは、業界の統合が達成した安定性の高まりを示している」と述べた。

ミタルによると、昨年10-12月期の鉄鋼価格は前年同期比9%低下、さら に06年1-3月期の鉄鋼価格はほぼ変わらずになる見通し。同社はまた、10 -12月期のコストが前年同期比15%増となったことを明らかにした。

同社はまた、西アフリカのセネガル政府と同国で鉄鉱石鉱山の探査を実施 することで合意したと発表した。