世界で最も事業コストが高いのはロンドン、2位香港、3位東京-調査

不動産仲介のクシュマン・アンド・ウェイ クフィールドが15日までにまとめた年次リポートによると、オフィスの賃貸料 が世界で最も高いのは、今年も引き続きロンドンとなっている。またアジアの 成長によって、香港と東京がパリを抜き、2位と3位を占めた。

クシュマン・アンド・ウェイクフィールドのリポート「世界のオフィスス ペース」によると、香港の年間オフィス賃貸料は2005年中に75%上昇し、1平 方フィート(約0.09平方メートル)当たり1200ユーロ(約16万8250円)と なった。それでも、1位のロンドンのウエストエンド(4.1%上昇の1636ユー ロ)に比べるとまだ27%安い。

クシュマン・アンド・ウェイクフィールドの香港在勤マネジングディレク ターのジェームズ・フィッシャー氏は電子メールで「香港のオフィススペース 市場は2年余りにわたって上振れ傾向にある」として、「ビジネス中心街では、 2006年の契約更新でコストが2倍余りになったところもある」と述べている。

銀行や保険会社など金融サービス会社の拡張と、十分な広さのある優良な オフィス物件の不足が、賃貸料を押し上げている。クシュマン・アンド・ウェ イクフィールドは、ヘッジファンドやプライベートエクイティ(未公開株)投 資会社からの需要によってウエストエンドの賃貸料が上昇し始めることを予想 している。

パリの賃貸料は6.8%上昇の1平方フィート当たり1009ユーロと、ロンド ンよりも大きく上昇したものの、順位は4位に後退した。ニューヨークは7位 と昨年の11位から順位を上げた。投資銀行各社のミッドタウンへの移動などで、 賃貸料は16%上昇し、584ユーロとなった。

世界全体では賃貸料は2005年に4.3%上昇し、2004年の1.2%上昇の3倍 超のペースだった。

上位10位は以下の通り。

順位       国               1平方フィート当たり  2005年からの変化(%)
                             賃貸料(ユーロ)
1. (1)    London    U.K.           1,636            4.1
2. (4)    Hong Kong China          1,200            88
3. (3)    Tokyo     Japan          1,170            62
4. (2)    Paris     France         1,009            6.8
5. (5)    Moscow    Russia           748            20
6. (6)    Milan     Italy            663            16
7. (11)   New York  U.S.             584            16
8. (8)    Geneva    Switzerland      570            6.1
9. (13)   Seoul     South Korea      568            23
10 (7)    Stockholm Sweden           568            0