UBSなど50社が新基金に209億円拠出―誤発注ジェイコム株の売買益

日本証券業協会は14日、みずほ証券が大量 誤発注をした際のジェイコム株式取引で利益を得た証券会社50社が、同協会の主 導で設立する証券市場基盤整備基金に、総額で209億円の拠出を申し出たと発表 した。具体的な資金使途は今後、検討するが、同様の問題の再発防止や緊急時の 対応など業界の基盤整備に充てることを目的とする。

1億以上の拠出を申し出たのは、UBS証券の120億円、クレディ・スイ ス・ファースト・ボストン証券の約33億円、モルガン・スタンレー証券の約11 億円、日興シティグループ証券の約10億円など16社。それ以外にも10社が社名 公表などを申し出た。日証協は加盟全社に任意での拠出を呼びかけていた。

ジェイコム株の誤発注は、同社が新規上場した2005年12月8日、みずほ証 の発注担当者が「61万円で1株の売り」を「1円で61万株の売り」と間違えて、 発行済み株式の42倍もの売り注文を出した。直後に出した注文取り消しは、東京 証券取引所のシステム不備で実行できず、強制的な現金決済という異例の事態に 発展、みずほ証には407億円の巨額損失が発生した。

--共同取材:日向 貴彦 Editor:Asai

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