コンビニ8社の1月売上高:全社が前年実績下回る-低温で客足鈍る

ブルームバーグ・ニュースが13日までにまとめ たコンビニエンスストア8社の2006年1月売上高(速報ベース)によると、全社の既 存店売上高が前年同月の実績を下回った。月初の低温が客足を遠のかせた。おでんや 肉まんなどの加温商品が伸びる一方で、主力の飲料商品は低迷、4-5%のマイナス となるチェーンが多かった。

客単価は平均で2.6%の低下。「関東地方で第3週目に積雪があり、売り上げが 大きく減少した」(スリーエフ広報室長の金子昌司氏)。このほかローソン、ファミ リーマート、サークルKサンクスなどでは、高速道路券(ハイウエーカード)の販売 を9月に終了したことで、既存店売上高が前年同月比1%程度下がったと分析してい る。

また広島県に地盤を置くポプラからは、「大手チェーンの出店加速化に伴い、中 国、四国、九州地方で競合が激しくなっている」(社長室の桂木猛史氏)との声も聞 かれた。

来店客数(既存店ベース)が唯一、前年実績を上回ったセブン-イレブン・ジャ パンは、人気キャラクター「スヌーピー」を利用した懸賞キャンペーンが奏功。「低 温、悪天候にもかかわらず、キャンペーンを客数増に結び付けることができた」(セ ブン&I広報センターの宮地信幸オフィサー)という。

パスタ類は堅調

弁当商品が低迷するなか、調理めんやサラダなどの一部の副菜商品は伸びた。特 に調理めんの大半を占める「パスタ類」の売れ行きは好調そのもので、セブンイレブ ンは同20%増、ローソンが同12%増、ファミリMが同6%増と高い伸びを示した。

ファミリM広報担当の新野貴史氏は「コンビニ食品に対する顧客の期待は依然と して高い。そのチェーンに適したオリジナル商品をつくり出すことができれば、まだ まだ売り上げも伸ばすことができる」とみていた。

○コンビニの1月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース

チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン     ▲0.8           0.3          3.1
ローソン                      ▲4.5          ▲2.8         ▲0.4
ファミリーマート              ▲3.7          ▲2.5           2.4
サークルケイ・ジャパン        ▲5.4          ▲3.0        ▲3.7
サンクスアンドアソシエイツ    ▲6.3          ▲4.8       ▲5.9
ミニストップ                  ▲3.9          ▲2.4          1.3
スリーエフ           ▲6.1          ▲4.5        ▲2.1
ポプラ                        ▲7.2          ▲4.8        ▲4.6

参考:1月の主要都市各地天気状況(カッコ内は2005年1月との比較)
           東京          名古屋         広島            福岡
上旬     3.6(-2.5)   2.5(-1.4)    3.6(-0.8)     5.0(-1.3)
中旬     6.4(+0.1)   5.4(+0.3)    6.5(+1.4)     8.5(+2.5)
下旬     5.1(-0.9)   3.5(-1.4)    5.6(-0.0)     7.3(+0.5)
通月     5.1(-1.0)   3.8(-1.2)    5.3(+0.2)     6.9(+0.5)