日産自株が反発:1000億円投じBRICs向け戦略車を開発との報道

日産自動車の株価が反発。1000億円超を投 じ、2009年をめどに中国やインドなどBRICs(新興諸国)市場向けに排気 量1000cc級の低価格車を開発すると一部で報じられたのを受けて、買いが先行 しているもようだ。

株価は一時、前日比24円(1.8%)高の1326円まで上昇。午前9時39分現 在、同18円(1.4%)高の1320円で推移している。

9日付の日本経済新聞朝刊は、日産自が09年をめどに排気量1000cc級の低 価格車を、ロシアを除くBRICsと東欧で年間約60万台生産する計画と報じ た。同社は専用車台の開発に着手しており、小型車「マーチ」用と軽自動車用の 中間の大きさで、同社が開発する車種では最小。また、仏ルノーと生産や部品調 達で連携を拡大するとも伝えている。BRICs市場ではトヨタ自動車やスズキ のほか、現代自動車などが先行しており、日産・ルノー連合は追撃する形となる。

ドイツ証券の持丸強志アナリストは「ルノーとのアライアンス効果が生かせ る内容で、ポジティブに評価できる」と指摘。「ただ、他社に比べて出遅れ感が あるのは否めないのも確か。業績に反映されてくるのは、どんなに早くても09 年3月期以降のことで、現時点ではまだ株価には織り込みにくい」との見方を示 した。