米FF金利は現行4.5%で天井、株価押し上げを期待-シーゲル教授

米ペンシルベニア大学ウォートン・スクー ルのジェレミー・シーゲル教授(金融学、60)は1日、連邦準備制度は前日の 連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを打ち切る柔軟性を自らに与えたと し、一連の利上げはこれで終了した可能性があると指摘した。同教授はその上 で、利上げ終了で株価が押し上げられるだろうと付け加えた。

著書『シーゲル博士の株式長期投資のすすめ』で知られる同教授は、「イ ンフレが低水準を維持すれば、現在の金利水準が天井となる可能性がある」と 述べ、前日のFOMC声明について「私は前向きに解釈した」と語った。

FOMCは前日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポ イント引き上げて、4.5%とすることを決めた。声明は2004年5月の会合から 採用してきた漸進的な利上げを示す「慎重なペース」という表現を削除した上 で、「持続的成長と物価安定の二つの目標達成へのリスクをほぼ均衡状態に保 つため、さらに若干の金融引き締めが必要になるかもしれない」との文言を採 択した。

シーゲル教授はまた、検索エンジン大手、グーグルの株価急騰を、90年 代終盤のテクノロジー株高騰に似ていると指摘した。テクノロジー株は当時、 急騰後に大きく値を崩した。グーグルの株価は2004年の新規株式公開(IP O)以来、4倍以上の水準に押し上げられている。

シーゲル教授はただ、グーグルは高い利益を上げているという点で90年 代のテクノロジー株ブームとは一線を画すと指摘した。グーグルの株価はこの 日、第4四半期決算への失望から売りが殺到し、一時10%安まで下げた。

シーゲル教授は、「テクノロジー株は長期的には振るわないことが、私の 研究では明らかになっている」と述べ、「投資家の熱意や楽観が行き過ぎるこ とが主な理由だ」と説明した。

シーゲル教授は1994年の著書の中で、1802年まで遡った統計に基づき、 期間数年の投資手段としては、株式が必ずといっていいほど債券を上回る成績 を残せるとの理論を展開した。

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