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みずほ・石田氏:半導体関連企業、06年に設備投資膨らむ―コメント(

みずほインベスターズ証券の石田雄一シニアア ナリストは25日のインタビューで、デジタル家電、パソコン、携帯電話の販売堅調 から半導体の需要は強く、06年に半導体の設備投資はかなり膨らむと分析、また半 導体関連銘柄の株価堅調の見通しを示した。石田氏のコメントは次の通り。

半導体関連企業の現状についてどう分析しているか:

「現状はわりと明るい。去年の第3四半期はアテネオリンピックが終わったあと の調整期間だったが、今回そういうことがないので、前年同期と比べて良好だ。在庫 調整もメーカーの在庫管理がうまくいっており、通常より軽い」

NAND型フラッシュメモリ(電気的に一括消却・再書き込み可能なメモリー)は需 要おう盛ということだが:

「デジタルオーディオプレーヤーなどで需要拡大している。市況も堅調に推移し ている」

企業の設備投資の動向はどうか:

「一部の半導体メーカーが設備投資している状況だ。NAND型フラッシュメモ リやマイクロプロセッサメーカー、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読 み出しメモリー)メーカーが、足元の需要が強いので設備投資する時期が2006年こ ろにあると考えている」

「投資額はかなり膨らむと思う。05年も相当、設備投資を一部半導体メーカー が行っているので、伸び率は落ちるかもしれないが、金額は大きくなる」

「05年同様、デジタル家電、パソコン、携帯電話の販売も堅調とみられるので、 それらがけん引役となる」

今後の注目ポイントは:

「各社の格差が出てきているので、その中で需要が強いところが引き続き強い。 05年はおどり場で厳しいと思っていたところ、パソコン、携帯の販売が予想以上に 堅調だった。06年は05年に比べ需要を押し上げるイベントが多いので、05年より経 営は一段と楽になる」

日の丸ファンドリーについては:

「当初、考えていたほどの大掛かりなものでないので、問題と思うが、ただ今後 の日本の半導体メーカーの競争力を回復させるという点で、大きな視点からは重要と 考えている」

半導体関連株の見通しは:

「4-6月、7-9月に設備投資はピークになる。株価はどこまで織り込んでい るか。06年全体をみると基本的に強含みで、堅調に推移するだろう。株価はまだ十 分に織り込んでいない。いまは織り込みつつある」

個別企業については:

「東芝はNAND型フラッシュメモリの需要が好調で、06年3月期業績は増額 修正すると思う。07年3月期も増収増益基調は続く」

「富士通は機械受注が非製造業のところで回復してきているので、情報化投資の 拡大につながる。それで来期の業績拡大が続くと考えている」

「三菱電機は総合電機メーカーというより、機械メーカーとして評価していて、 自動車関連の設備投資の拡大が続くと業績を押し上げると考えている」

「日立、NECは、各不採算の部門を抱えているので、やや業績下方修正でみて いる。それをどう克服するかが今後のポイントとみる」

25日の東芝の株価終値は前日比33円(4.6%)安の690円、富士通は同9円 (1.0%)安の985円、三菱電機は同26円(3.1%)高の866円、日立は同2円安の 801円、NECは同3円(0.4%)高の734円。

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