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フジテレビ:ライブドア株売却可能に、期限消滅-堀江容疑者異動(3)

国内民放最大手のフジテレビジョンは24日、 保有するライブドア株の売却が可能になったと発表した。ライブドアとの契約では 2007年9月末までは基本的に売却できない契約(ロックアップ契約)になっていた が、堀江貴文容疑者の代表権がなくなり社長でもなくなったことでロックアップが 失効したとしている。

フジテレビは現在、ライブドア株を1億3374万株(発行済み株式の12.8%) 保有する2位株主。ニッポン放送をめぐる攻防で和解して2005年5月23日に440 億円を出資した。この際の契約でライブドアの自己株取得への応募以外はライブド アの同意なしに譲渡や貸し株が出来ない期限(ロックアップ期限)を取り決めてい た。

このなかライブドアに証券取引法違反容疑が浮上、東京地検は23日に社長だっ た堀江容疑者らを逮捕した。ライブドアは24日の取締役会で堀江容疑者の代表権と 社長の地位を異動しており、これをもってフジテレビは契約が失効したとしている。

フジテレビ、含み損200億円超

ライブドア株の24日終値は、前日比80円(31.3%)安の176円。フジテレビ は1株329円でライブドア株を保有しており、含み損は205億円に達する。これは 今期(2006年3月期)の純利益予想230億円に匹敵する。

監理ポストに移ったライブドア株は、上場廃止の可能性がある。価格は1株当 たり株主資本まで下がったとはいえ需給面では大量の売りがたまっている。株価は 下値を探る展開になりそうで、フジテレビの含み損も拡大する公算が大きい。

この点について大和総研の前田栄二アナリストは「出資額440億円が全額なく なることは考えにくく、またフジテレビの財務体質は強固であり含み損がフジテレ ビの屋台骨を揺るがすことはない」と指摘した。

ライブドアをめぐっては、投資ファンドや外国資本が買収を検討し始めたとい った報道が出ており、フジテレビの保有株の行方が焦点になる。

フジテレビ株の終値は、前日比1万円(3.6%)高の29万円。

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