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KDDI:4-12月純利益2.5%増-携帯好調、通期売上は上方修正(3)

携帯電話国内2位のKDDIが24日発表し た2005年4-12月期の連結業績決算は、純利益が前年同期比2.5%増の1580億 円となった。携帯電話事業が引き続き好調で増収増益に寄与した。一方、固定電 話事業は赤字だった。また、同社は通期業績予想の売上高を上方修正した。

4-12月期の連結売上高は前年同期比1.6%増の2兆2302億円、経常利益 は同8.6%増の2559億円となった。また、10-12月期の四半期連結純利益は前 年同期比26%減の566億円となった。前年同期は、PHS(簡易型携帯電話) 事業のDDIポケットの売却益277億円を特別利益として計上した特殊要因があ ったため、その反動が出た。

10-12月期の解約率は1.11%と前年同期比0.26ポイントの改善となり前四 半期との比較でも1.0ポイント低下した。一方で、10-12月期の収益の「1顧 客の平均月間収入」(ARPU)は、前年同期比100円低下し7090円だった。 前四半期との比較でも100円のマイナスとなった。

同時に発表した06年3月期連結業績見通しは、売上高を前回予想から

2.2%引き上げ3兆410億円と上方修正した。ただ、経常利益と純利益の予想は 据え置いた。同社は売上高の修正について、ARPUが前回予想を上回ることと、 固定通信事業で1月1日のパワードコムとの合併による増収要因を挙げている。 通期の設備投資の見通しも4400億円と据え置いた。

KDDIの小野寺正社長は会見で、全体では良い決算だったとの認識を示し たうえで、不振の固定電話事業について、「(来年度)の固定事業がどのように なるか回答はまだできないとしながらも、「メタルプラスの基本料収入が上がっ てくるので、多分来期には前年比で音声系の収入のそのものが増収に転じること は可能ではないかと思っている」と語った。

また、携帯電話のサービスでは顧客が求めているものは、「魅力的な端末、 面白いコンテンツ、その上に料金が来るはずだ」と語り、まずは製品端末の一段 の拡充と映像コンテンツを含むサービスの充実を図る意欲を示した。

さらに、小野寺社長は、社長らが逮捕されたライブドアの無線LANサービ スで、無線基地局とライブドアのサーバーをつなぐ光ファイバー回線をKDDI が提供していることに関連して「通常に契約した一顧客であり、それ以上のもの ではない」と短く触れた。

KDDIの24日の株価終値は前日比5000円(0.8%)高の63万2000円。

--共同取材:小笹俊一 Editor : Murotani(kzt)

若尾 藍子 Aiko Wakao (813)3201-2495 awakao@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 室谷 哲毅 Tetsuki Murotani (813)3201-8960 tmurotani@bloomberg.net テオ チャンウェイ Teo Chian Wei (813)3201-3623 or cwteo@bloomberg.net

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