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みずほ証券の村上氏:ヤフー決算、ライブドアなどについてコメント

みずほ証券の村上豊アナリストは24日、ブルー ムバーグ・テレビに出演し、前日発表となったヤフーの業績動向や「ライブドア・シ ョック」の影響、オンライン広告市場の見通しなどについて、以下のようにコメント した。

ヤフー決算について: 「10-12月決算でも、従来の検索連動型広告に加えてブランディング広告が堅調だ ったことと、オークション事業なども好調で、良かった。なかでもオンライン広告収 入のトレンドが成果報酬型の検索連動型広告とニッチメディアによるブランディング 広告という2つの路線が引き続き堅調に拡大していることが確認できた」

オンライン広告市場の見通しについて: 「2004年にオンライン広告、インターネット広告費が1814億円に上り、ラジオ広告 を抜いた。(みずほ証券では)2010年には約7100億円、2015年には1兆円超に拡大 するとみている。昨年7月には電通総研が2009年に約5600億円と(の予測を)出し ているので、市場のコンセンサスは2010年に6000億円程度だと思う。今後のポイン トは、ブランディング広告などの一方で、検索エンジンマーケティング(SEM)が 今年あたりから本格化して、非常に拡大していくのではないかと注目している」 「2005年はマスメディアの背後でブログやソーシャル・ネットワーク・サイト(S NS)といった究極のパーソナル・メディア市場が急速に拡大したのが特徴だった。 この辺りが今後、目に見えない形のメディアということで拡大するのではないか。そ れに連動した新しいコンテンツ連動広告が想像以上に広がるのではないかとみてい る」

ライブドア・ショックについて: 「ITインターネット・サービス企業というなかで、コア・マーケティング技術を持 っていた企業か、そうでない企業だったか、ということで選別されたということだと 思う」

ネット配信とメディアの融合について: 「米国では検索エンジンのところではグーグル、マイクロソフト、ヤフーがコア技術 を競って競争しているが、それが新しい広告市場を拡大させていっている。1年くら いまえに日米のメディア研究者の間で『グーグルゾンの物語』というのが話題になっ た。これは2008年にグーグルとアマゾンが合併し『グーグルゾン』となって、2014 年にはそのうえですべてのメディア情報やマスができるようになるということだが、 米国のいまのトレンドは、そういった流れが本当に加速している感じがする。この流 れが日本でも長期的には無視できないのではないかと思う」 「日本の場合には、マスメディアの企業の構造が米国とは違うので動きが少し遅いが、 2005年は広告ネット配信のGyoOやヤフー動画のサービスが始まったわけで、注 目しているのは、今年は電通あたりもネット配信の広告の営業を的に取り組まざるを 得なくなってきていることから、これがキッカケになって今後は民放だとか既存のメ ディアを含めた格好で、広告収入型でのビデオ・オン・デマンド(VOD)などの事 業が立ち上がってくる可能性があるのではないか、と注目している」 「2006年には、一つは既存のメディアで広告型のサービスが始まるということと、 モバイルでワンセグなどが出てくる」

--共同取材:梅田隆夫 Editor:murotani

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