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ヤフー:10-12月の連結純利益37%増の126億円-広告収入増(4)

インターネットのポータル(玄関)サイト国内 最大手のヤフーが23日発表した2006年3月期第3四半期(10-12月)の連結純利 益は前年同期比37%増の126億円となった。広告収入が順調に伸び、売り上げ、経 常利益とも事前予想の想定範囲内だったが、純利益は株式売却益の計上から予想範囲 を上回り、過去最高を更新した。

第3四半期の連結売上高は、同51%高の466億円、営業利益は同37%増の211 億円、経常利益は同33%増の206億円だった。また特別利益にはヤフーコリアの株 式売却に伴う9億4000万円の利益を計上した。

メディア事業部とリスティング事業部の広告売上したほか、ビジネスソリューシ ョン事業部とオークション事業部のパーソナルサービス売上などが伸びて売り上げ増 となった。

広告では、各業界におけるインターネット広告への出稿意欲が高まり、第3四半 期の広告売上高は前年同期比72%増の181億円と好調だった。オークション事業部 では05年12月末のストア数が5911店舗と前年同期より79%増え、同様にショッピ グ事業部でもストア数が7760店舗と同2.1倍の大幅増加。これによりビジネスサー ビス売上は同62%増の95億円となった。

売上高、9カ月間で前期超え

売上高は第3四半期までの9カ月間累計で前年同期比55%増の1266億円とな り、すでに前期実績1178億円を超えた。

2006年3月期通期の見通しは、売上高が1752億-1784億円(前期1178億円)、 経常利益が773億-797億円(同603億円)、純利益は464億-480億円(同365億 円)としている。

業績の伸びを受けて、今期配当を153-159円と予想。今期は1株を2株に分割 する2分割を2回実施しているため、前期の484円に比べ、実質増配となる。

成長継続へ、通信と放送の融合は「中立」

東証で会見した井上雅博社長は、「中長期的に企業価値増大を図ることを狙って おり、短期的に取り繕うつもりはない」と述べたうえで「高い成長を出来る限り、続 けてゆきたい」と述べた。また、ライブドアがM&A(企業の買収・合併)の過程に おいて証取法違反の疑いがあるとの一連の報道については「組織拡大に伴い権限委譲 が必要になってくるとして、相互にけん制するような社内のガバナンス体制や、コン プライアンス(法令順守)の姿勢が大事だ」と語った。

井上社長はさらに、ヤフーにおけるM&Aは、スピードばかりを重視することな く「時間をかけるべきだが、大企業ではこれが当たり前のプロセスだ」としている。 また最終的には昨年末に和解する形でまとまった楽天とTBSの経営権をめぐる争い については、「ネットと放送の融合に関しては、うちはあくまで中立だ。(各テレビ 局とは)うちは等距離を保つ方針」と語った。

ヤフーの23日の株価終値は前週末比8000円(5.0%)安の15万1000円。

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