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明治安田生:今春にも予定利率引き上げ-今期の新契約件数2割減(2)

明治安田生命保険は早ければ今春にも、一 時払い型商品の予定利率を引き上げる方向で検討中だ。一方、同社の2006年3 月期の新契約件数は、前年比を20%程度下回る見込み。同社は18日、保険金不 払い問題で、業務改善計画の実施状況を金融庁に提出し、松尾憲治社長が本社 で記者会見して明らかにした。

予定利率を引き上げるのは一時払い終身保険、一時払い養老保険、一時払 い年金保険の貯蓄型商品。松尾社長は「現在の運用環境、市中金利の動向を踏 まえ、貯蓄性商品のニーズが高いということで引き上げを検討している」と述 べ、総合的な観点から1月中にも引き上げの方針を固める。「日本銀行の量的 緩和や株価が上昇したことで、リスクバッファーである実質純資産が増大した ことも背景にある」という。引き上げ幅については「日本生命保険の水準を意 識したところになるのだろう」と語った。

日本生命は16日、一時払い終身保険の予定利率を1.25%から1.30%に、 一時払い養老保険と一時払い年金保険では1.0%から1.1%に引き上げることを 決定している。

一方、同社は2005年11月に2週間の業務停止命令を受けたことから、第 3四半期まで(05年4-12月)の業績で、新契約高が前年同期比23%減となっ たという。単月ベースでは、05年11月が前年同期の4分の1、12月が同2分 の1強、06年1月は前年と横ばいだった。

この業績について、松尾社長は「11月は2週間の業務停止命令を受けたこ とと、12月はその後の説明、お詫び訪問を中心に信頼回復に向けた活動に取り 組んだ。1月についてはそういった活動が一巡した」と説明した。対前年比の 営業職員数については、「年度を通して若干減少はしている。12月特に減った ということはなく、そういう意味では横ばい、もしくは微減」という。

また、業務改善計画の実施状況が確認できるまで、新規業務が無期限で停 止となっている影響ついては「05年12月22日の銀行窓版の解禁拡大について は新しい商品を投入できなかったところで影響はある」と指摘し、「今後の認 可解除のタイミングがあるが、生命保険会社では4月の年度初めに新商品を投 入するのが通例。いつの時点で(業務停止解除の)ゴーサインが得られるのか 模索している」と述べた。

業績評価指標など新指標を含めた06年から08年3月までの中期経営計画 については1月末に公表する。

同社は05年2月、保険金の不適切な不払い問題で金融庁から業務停止命令 (3月4-17日)を受けていたが、同年10月にも新たに同じ問題が発覚し、金 融庁が2度目となる業務停止命令(11月4-17日)を発動した。同社では経営 陣の刷新や役職員の処分のほか、内部管理の抜本的な改善・強化などを打ち出 した。05年4-9月の新契約高は、前年同期比29.4%減となり不払い問題が大 きく影響した。

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