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石連会長:1月末灯油在庫は例年並みを確保-便乗値上げを監視(2)

石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長) は18日の定例記者会見で、このところの灯油価格の高騰について、現在の需要 が続いても1月末の灯油在庫は例年並みの水準を確保できるとの見解を示した。 また石油連盟として、灯油の便乗値上げがないように業界各社を指導するとして いる。

石油情報センターによると、16日時点の全国平均灯油価格は1リットル当 たり76円。昨年初めからの上昇幅は約18.6円となり、同期間の原油価格の上昇 幅に接近している。渡会長は、灯油に関しては「ほぼコストに見合った値上が り」と評価する一方、コストを無視する形で便乗値上げが行われないように、石 油連盟としても業界各社を指導していくことを明らかにした。

また渡会長は、寒波の継続を受けて各家庭では灯油を限度一杯使っているこ とから、「これから多少寒くなっても、消費量はそう変わらない」と説明。現在 の需要が続いたとしても「1月末の灯油在庫は、ほぼ例年並みの280万キロリッ トル台を確保できる」との見解を示した。石油連盟によると、14日時点の国内 灯油在庫は309万キロリットルで、前年同期比では56万キロリットルの減少。

新日石の2月原油処理は横ばい

このほか、渡会長は新日本石油会長の立場として、同社の2月原油処理量は 前年同月比で横ばいを計画していることを明らかにした。製品が不足する場合に は、輸入などでまかなう方針。1月の製品輸入計画は30万キロリットル。灯 油・ジェット燃料を合計20万キロットル輸入するほか、国内で14万キロリット ル調達する予定。

昨年11月以降の厳しい寒波を受けて、灯油やA重油といった暖房用燃料は、 軒並み急上昇している。業界誌リムが提供する灯油の業者間現物価格(京浜地 区)は、17日時点で1キロリットル当たり8万800円。11月7日の安値からは 71%高となり、過去10年間の最高値を更新した。

新日本石油の株価終値は前日比14円(1.6%)安の875円。

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