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コンビニ8社の12月売上高:全社前年割れ-記録的低温で集客数減少

ブルームバーグ・ニュースが11日までにまとめ たコンビニエンスストア8社の2005年12月売上高(速報ベース)によると、全社の 既存店売上高が前年同月の実績を下回った。記録的な寒さで来店客数が減少したこと に加え、主力の飲料商品が低迷した。

全国の気温は、気象庁が地域別平均気温の観測を開始した1946年以降で過去最低 となった。日本海側を中心に記録的な大雪となったほか、関東や西日本の太平洋側で も記録的な低温となり、消費者が外出を控えた。

大手3社の来店客数(既存店ベース)は、セブン-イレブン・ジャパンが1.2% 減、ローソンが2.9%減、ファミリーマートが2.4%減。悪天候のあおりを受けた。

またローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスなどでは、高速道路券(ハ イウエーカード)の販売を9月に終了したことで、既存店売上高が前年同月比1%程 度下がっている。

おせち商戦は百貨店にも圧勝

売り上げを伸ばしたのは予約販売商品。クリスマスイベントを前にケーキが1割 ―2割増となったほか、商品単価が1万5000円超の「おせち」商品は取り扱い史上最 高の売り上げを残した。

特に業界最大手のセブンイレブンは「販売個数は約15万個、売り上げは約21億 円」(広報室の松本稔マネジャー)の実績となり、「企業としては生おせちで日本一 の売り上げになった」(松本氏)。高島屋の「おせち」商品の売り上げは関東地区が 10億8000万円、関西地区が約9億円で、計20億円程度。セブンイレブンは百貨店企 業をもしのいだとみられる。

ファミリーマートは「前年同期比で4-5倍」(ファミリM広報担当の新野貴史 氏)の売り上げを計上、独自企画商品の投入が同商品群売上高の大幅増につながった。 ローソンは東京、名古屋、九州に限定、全社ベースでは大幅減となったが、「東京だ けをみると金額ベースで前年並み」(ローソン広報担当の木村和雄氏)という。

百貨店の「おせち」が年に一度の高級感を前面に打ち出すなかで、コンビニは全 国4万店弱の店舗網を「生活密着型のインフラ」(ファミリMの新野氏)と位置付け、 最寄りの小売店として便利さをアピールする戦略を続けている。

○コンビニの12月売上高(前年同月比%)
注)▲はマイナス:この数値は速報ベース

チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン     ▲2.0          ▲1.2          1.8
ローソン                      ▲4.6          ▲2.9         ▲0.4
ファミリーマート              ▲3.2          ▲2.4           2.6
サークルケイ・ジャパン        ▲4.2          ▲2.8         ▲3.2
サンクスアンドアソシエイツ    ▲5.7          ▲4.1        ▲5.2
ミニストップ                  ▲3.9          ▲2.8          1.2
スリーエフ           ▲5.3          ▲3.4        ▲2.1
ポプラ                        ▲6.8          ▲5.8        ▲4.1

参考:12月の主要都市各地天気状況(カッコ内は2004年12月との比較)
           東京          名古屋         広島            福岡
上旬     8.6(-3.6)   5.8(-5.0)    5.8(-4.8)     8.1(-4.1)
中旬     5.6(-5.2)   2.3(-7.6)    2.7(-7.2)     4.7(-7.6)
下旬     5.3(-1.7)   2.3(-2.3)    3.7(-2.3)     5.3(-2.6)
通月     6.4(-3.5)   3.4(-5.2)    4.0(-4.8)     6.0(-4.7)

--共同取材:鈴木宏   Editor:Okubo

Peter Langan (81)(3)3201-7241 plangan@bloomberg.net

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