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米企業の10-12月期:利益は2003年以来の低い伸びか-トムソン調査

2005年10-12月期の米企業決算発表が始ま った。調査会社トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予想平均で は、同四半期の米企業増益率は12%と、2年余りで最低となるとみられる。予 想通りならば、2003年4-6月期の9.5%以来の低い伸びとなる。

米エクソン・モービルやシェブロンなどのエネルギー会社の増益率は平均 42%と、S&P500種株価指数構成業種で最高となる公算だ。過去最高付近の原 油や天然ガス価格が、これらの企業の業績を押し上げた。

トムソン予想によると、化学品や金属などの素材業界と消費関連業界の業 績が、S&P500種株価指数構成業種中で最も振るわない見通し。アルミニウム メーカーの米アルコアが9日発表した第4四半期(10-12月)決算は、前年同 期比16%減益だった。

S&Pが素材メーカーと分類する31社は平均で3.3%の減益と、業種別で 唯一、減益が予想されている。ナショナル・シティ・プライベート・クライア ント・グループの株式調査ディレクター、ニック・ライチ氏は、「化学品会社に とって、原材料とエネルギーは最大のコストだ」と話した。

増益業種の中では、消費関連企業の利益が最低の伸びとなる見込み。小売 りと自動車メーカー、住宅建設業者などで構成する業界グループは2.8%増益、 食品、飲料、たばこ会社を含むグループは2.9%増益と予想される。

来週決算を発表する大手企業とトムソン予想は以下の通り。

半導体最大手のインテル:17日発表。1株利益は43セント(39人の予想 平均)と、前年同期の33セントから増加した見込み。

コンピューターサービス最大手のIBM:17日発表。1株利益は1.94ドル (22人の予想平均)と、前年同期の1.67ドルから増加した見込み。

米銀2位のJPモルガン・チェース:18日発表。1株利益は72セント(18 人の予想平均)と、前年同期の46セントから増加した見込み。

製薬最大手のファイザー:16日発表。1株利益は42セント(25人の予想 平均)と、前年同期の38セントから増加した見込み。

インターネットポータル(玄関)サイト大手のヤフー:17日発表。1株利 益は17セント(34人の予想平均)と、前年同期の25セントから減少した見込 み。

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