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マツダ:米国か欧州に新工場建設も-為替変動リスク低減目指す(2)

マツダは9日、為替相場の変動リスクを低減 するために、米国か欧州での新工場建設を検討していることを明らかにした。

マツダの井巻久一社長はインタビューで、「為替のヘッジを兼ねた形で工場 の展開を考えたいと思っている」と述べたうえで、「もし米国で考えるとしたら 複数の車種で考えるようになる。欧州で考えても同じようになるだろう」と説明 した。

マツダによると、円相場が対ドルやユーロで1円下落した場合、営業利益は 15億円押し上げられる。井巻社長はまた、親会社であるフォード・モーターの米 国での生産能力の一部を引き継ぐ可能性も示した。

井巻社長は、新工場が建設された場合、生産能力は年産20万台以上になる との見方を明らかにした。ただ、事業拡大計画の詳細はまだ決定していない述べ、 今月23日のフォードの事業再構築計画の発表を見守りたいとの考えを示した。 フォードの発表には、北米での工場閉鎖や人員削減が含まれる見通し。

2005年は円相場がドルに対し約13%下落、対ユーロではほぼ横ばいだった。 マツダの昨年11月時点での予想は、今年3月までの1年間の円相場平均が1ド ル=109円、1ユーロ=135円。

井巻社長は円相場がマツダにとって追い風となっているとの見方を示したう えで、だからこそ長期的な計画を現段階で決定したいとの意向を示した。

ジョン・ジー・パーカー副社長は別のインタビューで、「北米は依然、マツ ダにとって最も重要な市場の1つだ」と語り、「北米に良い収益機会があるとみ ている」と指摘した。

マツダの2006年の米国販売台数は前年比16%増の30万台を計画。「マツ ダ3(日本名:アクセラ)」が好調に推移しているほか、クロスオーバー車「C X―7」の新型車投入などが寄与する見込み。

--共同取材:白木真紀 Editor: Okeson.

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