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ダイエー株がストップ高、売上高が2カ月連続プラス-再建期待高まる

産業再生機構の下で経営再建中の大手スー パー、ダイエーの株価が一時11%高と大幅高。小売業界全般に年末年始の売り 上げが好調で、小売りセクターに対する投資家の関心が高まるなか、昨年12月 の販売が好調と報じられ、再建への期待も強まった。

ダイエー株は午後に入って断続的に400円(14%)高の3350円を付け、昨 年の高値である11月5日の3330円を上回った。これで昨年12月26日から7 営業日連続の上昇で、値上がり率は31%に達した。

市場では、小売業界全般に「株高やボーナスの増加を背景にフォローの風 が吹いている」(立花証券の平野憲一情報企画部長)といい、そうした中で出 遅れ割安感があるダイエー株を個人投資家が物色し始めたとみている。

実際の収益にも改善の兆しがみえてきた。4日付の日本経済新聞によると、 ダイエーの売上高は昨年11月に前年同月比4%増、同12月に5%増と2カ月 連続で前年の実績を上回った。これは2003年10-11月以来約2年ぶり。

ただ売り上げが伸びたのは、不採算店の閉店セールの影響が大きいようだ。 メリルリンチ日本証券の青木英彦アナリストは昨年12月1日付のリポートで、 11月の売上高は閉店セールの要因を除くと「3-4%程度の前年割れ」との見 方を示した。寒波で冬物衣料の販売を伸ばした同業他社と比べ、厳しい内容だ ったという。

このため株価は、「売り物をこなしながら徐々に値上がりする程度」(平 野氏)とみられ、上昇基調が続くとの見方は少ない。

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