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米株式市場:06年の投資収益率は平均以下へ-原油価格と金利の上昇で

2005年の米株式市場の年間上昇率はほぼ 20年ぶり低水準となりそうだが、06年のリターン(投資収益率)も今年のエネ ルギー価格の上昇と利上げが景気と企業収益の押し下げ要因となることで、平均 を下回る公算がある。

米議会が株式配当およびキャピタルゲイン(資産売却益)課税の引き下げ 延長を承認しないとなれば、それも株式市場にとってマイナスとなろう。

米ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(コネティカ ット州ハートフォード)で3160億ドルの資産運用に携わる首席投資ストラテジ スト、クインシー・クロスビー氏は「来年については幾つか不透明な点がある」 とし、個人投資家が「米国経済と政治的リーダーシップに対し良い感情を持つ必 要がある」と語った。同氏は、S&P500種株価指数の来年の配当を含めたリタ ーンを7-11%と予想している。同指数の過去50年間の平均年間リターンは 11%。

今年のS&P500種株の上昇率は3.8%で、1987年の2%以来最低。配当分 を含めたリターンは5.7%となる。ダウ工業株30種平均は、自動車大手、ゼネ ラル・モーターズ(GM)の時価総額の半分が吹き飛んだことが重しとなり、05 年の上昇率はわずか0.1%にとどまっている。一方、ナスダック総合指数は、パ ソコン大手、アップルコンピュータとインターネット検索サイトを運営するグー グルの株価が2倍以上上昇したことを背景に、2.5%上昇している。

しかしクロスビー氏ら投資家は、来年の米株式相場が下落するとは見ておら ず、企業買収や自社株買い、株価収益率でみた割安感が株価を支えると予想して いる。

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