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アパG代表:ホテル売却案件を拾っていく-100年に1回の好機

ホテル・マンション開発のアパグループ(東京 都港区)の元谷外志雄代表は22日ブルームバーグ・テレビに出演し、西武グループが国 内営業拠点の再編を行うと公約した「プリンスホテル」について、「今後も売却する案 件があれば、買っていきたい」と述べた。現状の低金利を「100年に1回のチャンス」 と捉え、ホテルやレジャー施設の買収に乗り出す意向を鮮明にした。

同社は21日、西武鉄道から稼働率低迷が続く幕張プリンスホテル(千葉市)を総額 132億円で買収したと公表。最終選考では外資系2社よりはるかに高い落札価格を提示 して競り勝った。

元谷代表は、「競合が外資系ファンドと知り、日本最高層のホテルが外資にかっさ らわれるのだけはかなわないと思った。想定される彼らの入札価格に50億円上乗せし た」と説明した。

幕張プリンスは非効率-来年にも新館建設検討

幕張プリンスホテルは地上49階建で1993年に開業、1001室を保有する大型ホテル。 来年6月までプリンスホテルが賃貸し、7月からアパグループの新ホテルとして生まれ 変わる予定だ。

テレビ・インタビュー収録後、元谷代表は「客室数に比べて飲食・レジャー施設な どの規模が大きく効率が悪い。宿泊客以外の利用客を拡大するため展望大浴場や結婚式 用チャペルなどリゾート型の娯楽施設を強化したい。一方、宿泊数を増やすため1年後 には客室数1000室規模の新館増設を検討。成田空港や東京ディズニーランドへの近さを 売りに海外から旅行客需要を狙う」と付け加えた。

西武グループホテル「いくらでも買収検討」

全国で約50ホテルを展開しているアパGは、現在1万5100室のホテル客室数を 2008年まで2万室に増やす計画で、積極的な買収攻勢をかけている。同社は05年に12 件のホテルを同業他社などから買収。「資産デフレの極みの年となった05年に、ずいぶ ん資産を拡充できた」としている。

05年には新築・買収あわせて12ホテルを増設、06年も「金利動向次第だが12ホテ ル程度増やしたい。西武グループ側の担当者にも売却案件があれば『いくらでも持って きてほしい』と伝えた」という。

今年7月には松下興産から大型リゾート施設「妙高パインバレー」(新潟県妙高 市)、9月には「栃木の森ゴルフコース」を買収し、ゴルフ・リゾート事業に参入。ホ テル業から総合レジャー産業に裾野を広げている。

--共同取材:鷺池秀樹  Editor:Abe

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