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上海銅先物相場:小動き-政府によるLMEでの銅引き渡し前に様子見

21日の上海銅先物相場は小動き。ロンド ン金属取引所(LME)での12月の銅引き渡しを控えた同日、トレーダーは引 き渡しの結果を待って、様子見状態となっている。

深セン・スター・フューチャーズ(上海)の李玲氏らトレーダーによると、 中国国家物資備蓄局(SRB)は、中国政府のトレーダーの劉其兵氏がつくった 売りポジションを清算するため、21日までに最大13万トンの銅を引き渡すこ とになっていた。長城偉業フューチャーズの金属アナリスト、李榕氏は、市場は、 引き渡された銅がいかに速く現物として引き取られるかに注目していると指摘し た。

李榕氏は21日、上海からの電話インタビューで「銅が直ちに引き取られれ ば、供給が需要に十分対応できていないことを意味するかもしれない」と指摘。 一方、「休日ムードが広がり、出来高は減少している」と述べた。

上海先物取引所の銅先物相場3月限は、前日比最大160元(0.4%)高の 1トン当たり3万9870元となった。上海時間午前11時22分現在、同3万 9740元で取引されている。21日の銅の全限月の出来高は、9560枚にとどまっ ている。20日は2万5430枚だった。先週の出来高は1日当たり平均5万 2655枚だった。

中国糧油(コフコ)フューチャーズ(北京)の先物取引責任者、楊英輝氏は、 SRBが21日にLMEで銅を引き渡す予定はないと述べた。詳細を説明するの は避けた。コフコは、SRBに代わって国内市場で取引を行っている。

建玉

LMEに関するブルームバーグの最新データによると、LMEの21日時点 の建玉は5662枚(14万1550トン)。中国人トレーダー劉氏による取引が報 道される以前の11月1日時点では1万270枚だった。

サウスウエスト・フューチャーズのバイスプレジデント、沈海華氏は上海か らのインタビューで、SRBが、韓国の釜山にあるLMEの指定倉庫に銅を納入 し、ポジションの一部を清算した可能性があるとの見方を示す。

沈氏は「銅の供給が世界的に増加していれば、在庫は、釜山に限らずすべて の指定倉庫で積み増されたはずだ」と指摘する。

LMEのデータによると、釜山の指定倉庫在庫は、過去1週間だけで

16.5%増加し、過去最高の4万4250トンとなった。これは、世界のLME指 定倉庫在庫の半分以上に相当する。

沈氏は、SRBが他の取引を来月以降に繰り越すとともに、一部を現金で清 算した可能性を示唆した。

-- Editor: Poole

hhorie@bloomberg.net Editor: 記事に関する記者への問い合わせ先: シンガポール Chia-Peck Wong at (65) 6212-1574 or cpwong@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: シンガポール James Poole at (65) 6212-1551 or Jpoole4@bloomberg.net.

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