コンテンツにスキップする

米タイム・ワーナー、取締役会がグーグルへのAOL株売却を承認

米メディア大手タイム・ワーナーの取締役 会は20日、インターネット部門、アメリカ・オンライン(AOL)株の一部を インターネット検索エンジンの米グーグルに売却することを承認した。

タイム・ワーナーの発表によると、グーグルは、AOL株5%を10億ドル (約1170億円)で取得する。両社は先週、暫定合意に達していた。両社は現在 の協力関係を拡大し、広告とコンテンツ(情報内容)の共有を進める。

グーグルとの提携は、AOLサイトの利用者増につながる可能性がある。 資産家で株主のカール・アイカーン氏は、株価上昇につながるような事業見直 しをタイム・ワーナーのリチャード・パーソンズ最高経営責任者(CEO)に 求めている。グーグルは同社の検索技術を採用する最大顧客のつなぎ止めに成 功した。一方、AOLに対し、1年近くにわたり自社の検索エンジン採用を働 き掛けていた米マイクロソフトにとっては打撃となる。

パイパー・ジェフレーのアナリスト、サファ・ラシュチー氏は、「グーグル がAOL株買収に向け積極的に攻勢をかけた」として、「マイクロソフトが検索 事業のシェアを拡大することがないように、マイクロソフトとAOLの提携を 阻止した」と、発表前に話していた。

パーソンズCEOとグーグルのエリック・シュミットCEOは約4カ月間 の協議の後に、12月15日に合意に達していた。パーソンズCEOは翌朝にマイ クロソフトのスティーブ・バルマーCEOに電話で、グーグルとの提携を決め たことを伝えた。

合意により、AOLは引き続きグーグルの検索エンジンを使用し、広告収 入の一部を受け取る。また、グーグルはAOLのオンラインビデオ検索技術を 活用できる。AOLはグーグルの技術を使用しているサイトで広告を販売でき る。両社はまた、インスタントメッセージのシステムも統合する。

2月に独自の検索エンジンを完成させたマイクロソフトは、検索・広告市 場で、単独でグーグルに立ち向かうことになる。ニールセン・ネットレーティ ングスによると、10月のインターネット検索でマイクロソフトの米市場でのシ ェアは11%、グーグルが48%、ヤフーが22%、AOLが7.2%だった。マイク ロソフトは年初から、同社の検索エンジン採用をタイム・ワーナーに働き掛け ていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE