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ソフバンク、ヤフー:続伸-動画配信に反応、ネット銘柄に注目(2)

ソフトバンクとヤフーの株価がそれぞれ続伸し ている。両社は19日、両社の動画コンテンツ(情報の内容)サービス事業を共同出 資子会社に集約、また同日付で立ち上げたポータル(玄関)サイト「Yahoo!動画」 では、ハリウッド映画の近作やスポーツ番組など配信を開始した。この発表を材料視 し商いが行われているようだ。また、同時にネット関連銘柄の一部にもこれに絡んだ 思惑からの売買が広がっているようだ。

ソフトバンクの株価は3日続伸。前日の終値水準での小安く始まったが、その 後株価は切り返し、年初来高値を更新。午前の終値は、前日比70円(0.6%)高の1 万1770円で取引されている。一時は2.1%高の1万1950円まで上昇した。

また、ヤフーの株価は同7000円(4.8%)高の15万3000円。2.7%高で取引を 開始し、一時は5.5%高の15万4000円まで上昇する場面もあった。取引時間中の15 万円回復は11月29日以来。

髙木証券投資調査部の勇崎聡次長は「ソフバンクの株価は既に安値水準から上 昇しており成長は織り込まれているとの見方から、材料出尽くしの売りなどから小幅 な伸びにとどまっているようだ。一方、ヤフーはこれまで比較的もみ合いが続いてい たこともあり、好材料に反応する形で連日の大商いとなっている」という。

独立系投資顧問のアセットアライブ代表取締役の下川勝彦氏は「ネット配信番組 の重要性がどこまで市場で認知されているかは疑問」としたうえで、「ソフトバンク の孫社長は、ことし注目された『ネットと放送の融合』の命題に買収や経営統合など とは違う新しいビジネスモデルのひとつを提示した」との見方を示した。

野村証券金融経済研究所の増野大作アナリストは19日付の顧客向けのレポート で、今回の発表はソフトバンクグループにとって「中期的に重要な事業と考えられ今 後はコンテンツの充実や動画検索の活用などに注目」と指摘する。また、ソフトバン クは「PC向けインターネット放送事業で先発会社の追い上げと、後発会社の参入阻 止を狙っていると考えられる」としている。ヤフーについては、ヤフー動画をきかっ けとして、「将来的にはコンテンツ批評などを取り込み双方向型メディアへの昇華に 期待」という。

下川氏は、番組配信事業の「関連銘柄はグループ以外でも注目され既に動き始め ている」として、その筆頭にポータル(玄関)サイト事業を展開するエキサイトを挙 げる。同氏は「動画関連でいずれ材料が出るとの期待から、きょうは買いが膨らんで いる」としたが、一方で既に無料動画配信事業を進めていたUSENに関しては、 「先行者メリットは消えてしまった」(下川氏)との見方から大幅安となっている。

エキサイトの午前終値は、前日比5万円(5.0%)高の106万円で取引されてい る。きょうの高値は108万円。一方、USENは同8.5%安の3230円、一時は11% 安の3130円まで下落した。

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