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米株見通し:06年は設備投資がテーマに、石油業界以外も支出加速

デービッド・ローズ氏による石油業界向け 機器メーカーなどへの投資が奏功し、アメリカン・センチュリー・ギフトトラ スト・ファンドの今年の運用成績は業界内で上位2%以内に躍進した。同氏は、 より多くの産業が2006年に設備投資増強に動くと予測している。

ローズ氏は、「来年は設備投資が中心となるだろう」と指摘、「一次産品 や航空宇宙などを重視している企業は好調だろう」と述べた。運用成績が好調 なファンドマネジャーで、旺盛な設備投資が企業収益の伸びをけん引するとみ るのは、ローズ氏だけではない。ガートモア・インベストメント・マネジメン トのチャールズ・パーセル氏とウェストウッド・ホールディングス・グループ のジェイ・シンガニア氏も同じシナリオで利益獲得を狙っている。

3人が運用するファンドは今年、20%以上値上がりし、S&P500種株価指 数(4.6%高)を上回っている。同指数は先週、製造業や鉱工業生産統計の予想 を上回る結果を受け、3週間ぶりに上昇し、前週末比0.6%高の1267.32で終了 した。ダウ工業株30種平均は同0.9%高の1万875ドル59セント。ナスダック (店頭市場)総合株価指数は同0.2%安の2252.48。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、第3 四半期(7-9月)のS&P500種構成企業の第3四半期(7-9月)の設備投 資額は前年比22%増の761億ドル。一方、11月30日時点の現金総額は過去最 高の6382億ドルに達した。

有望セクター

ローズ氏のファンドの組み入れ比率で最大の銘柄は、米最大の油田機器メ ーカー、ナショナル・オイルウェル・バーコ。同氏は、原油価格が最高値から 反落しているものの、「インフラ需要は旺盛だ」と指摘する。エネルギー企業 は、S&P500種構成企業による設備投資額の20%を占めたが、指数構成比率 は9.3%に過ぎない。

ローズ氏は、設備投資の拡大は石油業界だけにとどまらないとみて、合金 製造のプレシジョン・キャストパーツや航空宇宙関連のロックウェル・コリン ズなどの銘柄を有望視している。米航空宇宙工業会によると、航空機売上高は 来年8.2%増加する見通し。

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