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住居系リートが相次ぎ最安値、耐震偽装と金利高懸念-流動性も乏しく

クレッシェンド投資法人をはじめとする住居 系の不動産投資信託(J-REIT)の価格が軒並み下落。4銘柄が上場以来の最 安値を更新している。国会証人喚問が前日にあった耐震偽造問題の影響や、金利上 昇による投資魅力の低下といった懸念が先行している。

クレッシェンド投資法人の価格は一時前日比で1万2000円(2.5%)安の47万 8000円まで下げた。7日連続の値下がりで、5日続けて上場来安値を更新している。 午前10時26分現在で同8000円(1.6%)安の48万2000円で取引が進んでいる。 売買代金は1億5200万円と多くはない。

ほかにFCレジデンシャル投資法人、ジョイント・リート投資法人、ジャパ ン・シングルレジデンス投資法人が上場以来の最安値をいずれも更新した。

リート価格の下落について市場は「住居系の銘柄で姉歯元建築士らによる耐震 データ偽装の影響への疑念が出ている。前日の日銀短観を受けた金利上昇観測も投 資利回りの相対的な魅力低下を通じてマイナス要因になっている」(大谷洋司クレ ディ・スイス・ファースト・ボストン証券アナリスト)とみている。

金利高は三井不動産や三菱地所といった不動産株の押し下げ要因になるが、こ うした銘柄に悪影響はない。大谷アナリストは、住宅が供給過剰気味なうえに取引 の流動性が低いことが特にリートに影響を与える背景ではないか、と指摘した。

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