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堤猶二氏:コクドの増資差し止めで14日中にも仮処分申請-東京地裁に

西武グループの中核会社コクドの堤義明会長の実 弟で、名義株などの所有権を主張する猶二氏は、コクドが予定している増資の差し止め を求める仮処分を14日中にも東京地裁に申請する。コクドの真の株主であると主張する 猶二氏らの主張が反映されない形で、創業家の影響力を排除する形でグループ再編が始 動するのを阻止したい考えだ。

猶二氏は14日午後、ブルームバーグニュースに対して、申請は「できればきょうし たい」と発言。同氏の弁護士が同日夕、東京地裁に向かった。

コクドとプリンスホテル、西武鉄道の3社はそれぞれ21日に臨時株主総会を開催し、 コクドの増資案や、コクドとプリンスホテルの合併、グループ持ち株会社「西武ホール ディングス(HD)」の設立などの議案を提案し承認を得る計画。

この再編計画は、コクドの筆頭株主である義明前会長の影響力を排除してグループ 再編を迅速に進めるのが、西武鉄道の後藤高志社長ら現経営陣の狙い。コクドは1月末 に約1600億円の増資を行い義明氏のグループ持ち株比率を5%程度まで下げる計画だ。

株式名簿上コクドの株式は36%が義明氏、残りはコクドの元社員らなどとなってい る。しかし猶二氏らは、コクド株の大部分は相続対策のため元社員らの名義を借りた 「名義株」で、実質は創業家のものであるとして所有権を主張。真実の株主である猶二 氏らが招集されない形で開かれる臨時株主総会の決議は無効との立場だ。

11月にコクドが開いた臨時株主総会では、猶二氏が発行済み株式の2.3%について 暫定的な株主と認められ席、経営陣らに対抗して総額約3000億円の増資案を提案したが、 否決された経緯がある。

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