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「東アジア共同体」を主導-ASEAN+日中韓が首脳共同宣言(2)

マレーシアのクアラルンプールで開かれた 東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議は12日午後(日 本時間同)、2020年までの「東アジア共同体」形成に向けてASEANプラス 3が主導的な役割を果たしていく決意を打ち出した共同宣言を採択して閉幕した。

ASEAN10カ国に日中韓を加えた13カ国の首脳は昼食会と全体会合の2 回にわたって鳥インフルエンザやテロへの対策などについても意見交換した。同 会議閉幕後に、日本外務省が現地で記者説明した。

13カ国の首脳は宣言で、「東アジア共同体を長期的目標として実現していく 共通の決意」をあらためて表明。この枠組みが「目標を達成するための主要な手 段だ」と強調した。

中国の主張反映-「共同体」枠組みで

「東アジア共同体」の枠組みをめぐっては、中国などが「ASEANプラス 3の13カ国」と主張したのに対し、インドなどが「東アジアサミットの16カ国」 を提唱して主導権争いが続いていたが、宣言には中国側の意向が色濃く反映され た形だ。

また13カ国の首脳は宣言で、1999年に採択した「東アジア協力に関する共 同声明」に続く新たな共同声明「東アジア協力に関する第2共同声明」を2007 年にとりまとめることで合意、宣言に作成作業の開始を明記した。

06年の議長国となるフィリピンのアロヨ大統領は、2006年にセブ島で第2 回東アジアサミットをで開きたいと表明したが、各国首脳からの反応はなかった という。

1.35億ドル支援表明-インフル対策で小泉首相

小泉純一郎首相は新型インフルエンザの発生や感染拡大を防止するため、イ ンフルエンザ治療薬タミフルの50万人分の備蓄が必要だとして、日本として約 1億3500万ドル(約163億円)の支援を行う方針を表明した。日本政府はこの うち約1億1440万ドル分を今月閣議決定する2005年度補正予算案に計上する 方針。

共同体の枠組みで鞘当て-日中首脳

小泉首相は、ASEANプラス3の協力が東アジア共同体の形成に主要な役 割を果たしているとして、他のパートナーとも互いに胸襟を開いて将来の共同体 構想を議論していきたいと語り、13カ国以外の国の共同体への参加を促す意向を 強くにじませた。

これに対して中国の温宝家首相は、1)ASEANプラス3は引き続き地域 協力の主要な推進力であるべきだ、2)そのためにASEANプラス3の相互の 信頼理解を深めるべきだ、3)中国は日韓と共にASEANの役割を支持する― ―と発言。中国はASEANプラス3でリーダーシップを求めないとも付け加え たという。

韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、ASEANプラス3は今後さらに 発展させていくべきだと言明した。盧大統領はこのほか、北朝鮮の核開発問題の 平和的な解決の重要性を指摘したうえで、問題解決に向けた中国、日本両国を含 む各国の支援に謝意を表明した。

*T

ASEANプラス3首脳共同宣言(骨子)は次の通り。

▼ASEANプラス3の協力を引き続き促進する政治的意図を確認 ▼ASEANプラス3が「東アジア共同体」を達成するための主要な手段である ことを確認 ▼この枠組みが地域の他のフォーラム・プロセスと補完的な形で地域枠組み全体 の不可分の一部を形成することを確認 ▼ASEANプラス3の10周年にあたる2007年に東アジア協力に関する第2 共同宣言を作成するための作業を開始することに合意

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