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クリアリング機構、91万2000円で決済-ジェイコム株の誤発注(2)

日本証券クリアリング機構は12日、臨時取 締役会を開催し、今月8日にみずほ証券の誤発注によって発行済み株式の数十倍 の取引が成立したジェイコム株について、1株当たり91万2000円の特別清算価 格で決済することを決定したと発表した。

8日に東証マザーズに新規上場したジェイコム株については、みずほ証券が 同日、61万円で1株という売り注文を誤って1円で61万株と発注、取り消すこと ができずに取引が成立してしまい、同日深夜の記者会見で、270億-300億円の損 失が発生すると発表している。

当初、東証は、取り消しができなかったのは、みずほ証券が入力方法を間違 えたためとしていたが、11日までに東証のシステムの不具合が原因だったことが 判明。みずほ証は東証に損失の一部の負担を求めるとみられている。

クリアリング機構の業務方法書第82条では、「清算約定の決済が、天災地変、 経済事情の激変、品不足その他やむを得ない理由に基づいて、不可能または著し く困難であると認められるときには、取締役会の決議により、決済の条件を改め て定めることができる」としており、同機構は、発行済み株式の数十倍の取引が 成立したジェイコム株の決済には、株券の引き渡しが事実上、不可能であること から、この規定に基づき、現金による決済を検討した。こうして決まった条件に は強制力がある。

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