コンテンツにスキップする

日清紡:新日本無線株53%取得、TOB成功-村上ファンド対抗策敗退

日清紡は9日、新日本無線への株式公開買い付 け(TOB)の結果を発表した。既保有を含めて株式の53%を取得することになり、 TOBは成立した。新日本無線の筆頭株主、日本無線が応募した。新日本無線につ いては日清紡のTOBに異議を唱えた村上世彰氏が対抗TOBをかけているが、日 清紡のTOBが成功したことで村上ファンドのTOBは成立しないことになる。

日清紡は8日が期限だった新日本無線株のTOBで、1975万6000株を175億 円で買い取ると発表した。既保有分と合わせて2062万3000株、52.7%の株式を取 得することになる。当初840円だったTOB価格は、村上ファンドが900円を提示 (その後950円に引き上げ)したことで880円に引き上げていた。

日本無線は8日、日清紡のTOBに応じたと発表している。価格だけでは村上 ファンドの条件がいいが、中長期的な企業価値の向上につながるといった観点から 日清紡のTOBに応じた。売却価格で14億円程度の差が出たことになり、株主代表 訴訟のリスクはある。

日清紡株の8日終値は、前日比29円(2.4%)安の1173円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE