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三洋電:三洋電クレ株を米GSに売却へ-売却価格は2000円(3)

経営再建中の三洋電機は9日夜、金融子会社 の三洋電機クレジットの株式の一部を米ゴールドマン・サックス(GS)グループ に売却すると発表した。GSは三洋電機クレジットが今後発表する第三者割当増資 も引き受け、筆頭株主となる。一方、三洋電機の出資比率は52%から20%未満に 低下し、連結子会社から外れる。

売却株数は約1158万株、価格は1株当たり2000円で、売却額は約232億円 となる。これは三洋電機クレジットの自己株式を除く発行済み株式の33.3%に相当 する。ただ、三洋電機の前田孝一副社長によると三洋電機クレジットは510万株の 第三者割当増資を実施する計画。これをGSが引き受け、同社の出資比率は42%に 上昇する。一方、三洋電機の持分は16.7%となる。第三者割当増資の詳細について は、上場会社である三洋電機クレジットがあらためて発表する。

前田副社長は、GSに売却先を決めた理由について「体制の維持など三洋電機 クレジットから見てもメリットが大きかった」と語った。

売却価格は同日の三洋電機クレジットの株価終値の2330円を下回るが、前田 副社長は過去数週間の平均を見ると「ほぼ時価だ」と説明した。

3600億円の有利子負債を抱える三洋電機クレジットを連結対象から外すことで、 三洋電機は、本体の財務体質の強化につなげたい考えだ。同社は2007年度までの 3年間で有利子負債を6000億円圧縮する方針を打ち出している。今年3月末の1 兆2000億円から、ほぼ半分にすることを目指す。

また同時に三洋電機は、アジアの大手メーカーとテレビ事業で戦略的提携を検 討することで基本合意したことも発表した。ただ、提携相手については明らかにし なかった。

三洋電機が11月中旬に発表した05年度の連結業績予想は、2330億円の最終 赤字で2期連続の巨額赤字を見込む。半導体など主力事業の不振に加えて、1万人 超の人員削減などを柱とするリストラによる費用が収益を圧迫する。売上高は前期 比1.8%減の2兆4400億円、営業損益は170億円の赤字(前期は423億円の黒 字)に転落する。

三洋電機の9日終値は前日比変わらずの285円、三洋電機クレジットは同140 円(6.4%高)の2330円。

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