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米国外ヘッジファンドで成績トップのセイバー、原油と金投資を維持

米国外の株式ヘッジファンドの中で過去3 年の運用成績が最も高かったセイバー・ファンドの運用者フィリップ・マシュ ーズ氏は、石油株がファンドの成績を押し上げると信じている。

原油価格の下落でファンドの成績は現在押し下げられているが、同氏は「フ ァンド資産の半分以上はまだ、石油関連に投資している」と話す。「1度信じ た投資戦略はできる限り貫くのが、われわれのスタイルだ」と同氏は述べた。

シドニーを拠点とする同氏のセイバー・ファンドの運用資産は2億9300万 豪ドル(約260億円)。マシューズ・キャピタルが運営する2ファンドの1つ だ。豪石油会社のウッドサイド・ペトロリアムなどに投資し、過去3年に約90% のリターン(投資収益率)を達成した。ブルームバーグ・データによると、こ の期間の同ファンドの運用成績は、米国外の運用資産1000万ドル(約12億1000 万円)超の3500の株式ヘッジファンドのなかで最高。

今年8月31日までの1年間では144%上昇していた。その後、原油下落の 中で、同ファンドの1年間騰落率はプラス56%に低下、順位は6位に後退した。

マシューズ氏は、原油が向こう数年の間に1バレル=100ドルに達すると予 想している。「30年余りにわたって、大規模な新油田の発見はない。需要が減 少することもないだろう」と同氏は指摘した。同氏のファンドは、時価総額で みて上位8社のオーストラリアの石油会社の株式を保有している。

マシューズ氏は金相場の上昇も見込み、オーストラリアの中小産金会社の 株式を購入している。同氏は「世界の人口は2050年には90億人に膨らむと予 想されている。その多くが資産として金を高く評価する中国とインドでの増加 だとすれば、金には多数の新たな買い手がいるということだ」と話した。

セイバー・ファンドの過去14年のリターンは年率38.5%。投資家ウォーレ ン・バフェット氏は40年にわたって年21.2%のリターンを達成している。

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