コンテンツにスキップする

米住宅バブル、債券市場では既に破裂-高リスクローン裏付けの証券で

米住宅バブルは、債券市場では既に破裂し ている。

高リスクの住宅ローンを裏付けとする証券は、7兆6000億ドル(約920兆 円)規模の住宅ローン担保証券(MBS)市場で最も伸びが著しい分野だが、 このような証券の価格は9月以来、約2.5%下落した。1年半に及ぶ利上げの影 響で、15万人余りの借り手がデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が背景 にある。

スタンディッシュ・メロン・アセット・マネジメントで1350億ドルの債券 運用に携わるジョゼフ・オース氏は「住宅価格バブルや安易な信用供与、審査 を通らないような借り手へのローンなどのリスクがささやかれてきたが、ここ 数カ月の間に、事態の悪化が表面化し始めた」と語る。同氏は、「ハードラン ディングとなるかソフトランディングとなるかは分からない」と述べた。

過去に延滞や破産の記録がある5000万人に融資するアメリクエスト・モー ゲージとニュー・センチュリー・ファイナンシャルの低格付けのMBSや融資 債権の利回りは、過去2年で最高となっている。このような証券の価格低下は、 12回にわたる利上げを受けた住宅ブーム終えんの最初の兆候と言える。

全米抵当貸付銀行協会(MBA)によると、6月末時点で、住宅ローンの 約13.4%がデフォルトリスクの高い借り手への融資だった。このようなローン の割合は、1998年の2.4%に比べ上昇している。高リスクローン裏付けとした 証券は金額ベースで2001年から倍増し、過去最高の4760億ドルに達している (米債券市場協会調べ)。

JPモルガン・チェースの資産担保証券(ABS)調査責任者、クリスト ファー・フラナガン氏は、高リスクMBSの相場は「住宅市場の減速に伴って 弱含むだろう」と話している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE