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新日本無線株がストップ高買い気配、村上ファンドがTOB値上げ(2)

新日本無線の株価が買い気配。取引開始から気 配値を切り上げ、ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)となる前週末比で11%超 高に当たる水準で買い気配になっている。日清紡とともに新日無に株式公開買い付 け(TOB)を進めている村上世彰氏率いる投資ファンドがTOB価格を引き上げ ると先週末に表明したことで、その価格にさや寄せする形で買い注文が入っている。

株価は午前9時45分現在でストップ高となる前週末比100円(11.6%)高の965 円で買い気配になっている。差し引きで80万株近い買い注文があり、売買は成立し そうにない。村上ファンドは2日にホームページに公開した資料で、新日無へのT OB価格を900円から950円に上げ、「総合的な条件の優位性を圧倒的なものにす る」と背景説明した。TOB期間は現状(11月21日から12月15日)のまま。

新日無へのTOBについては日清紡が1株880円で実施中(11月9日から12月 8日)。日清紡は当初840円で開始したが、村上ファンドが900円という価格を提 示したため、自身の価格を40円引き上げていた。この日清紡の動きに対して価格差 を再び広げた。

買い気配値は村上ファンドのTOB価格を上回ったが、市場では日清紡が対抗 して一段と価格を上げるといった思惑が先行しているもよう。この点について日清 紡は前回価格を引き上げた11月25日、村上ファンドとマネーゲームをしないとし て「再度の買い付け価格引き上げはない」と明言している。

新日無の株価は村上ファンドが登場した11月21日から急上昇し、翌22日に直 近の高値である1038円まで値上がりしていた。

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