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村上ファンド:TOB価格950円に上げ、新日無-日清紡より優位強調

新日本無線への株式公開買い付け(TO B)を進めている村上世彰氏率いる投資ファンドは、TOB価格を1株900円 から950円に上げた。先に新日本無線へTOBを開始している日清紡が村上フ ァンドの水準近くに価格を寄せたため、優位性を鮮明にするために価格差を広 げた。

村上ファンドは2日にホームページに公開した資料で、新日無へのTOB 価格上げについて「総合的な条件の優位性を圧倒的なものにするため」と説明 した。TOB期間は現状(11月21日から12月15日)のままとする。

新日無へのTOBについては現在、日清紡が1株880円で実施中(11月9 日から12月8日)。日清紡は当初840円で開始したが、村上ファンドが900 円という価格を提示したため、自身の価格を40円引き上げていた。

この際に日清紡は、総合的な提案は村上ファンドより優勢として「再度の 価格上げはしない」と断言した。村上ファンドは日清紡とのTOB価格の差が 縮まったため、より差を広げて株主に自身の提案の優勢さを強調する。

新日無のTOBについては、筆頭株主で過半数の株式を持つ日本無線の対 応が焦点になる。

新日本無線の2日株価終値は、前日比15円(1.7%)安の865円。

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