ロンドン白糖相場:6週間ぶり高値-EU供給減とブラジルの需要増で

29日のロンドン白糖先物相場は6週間 ぶりの高値を付けた。欧州連合(EU)からの供給減少に加え、ブラジルでサト ウキビから精製されるエタノールの需要が増加するとの期待が背景にある。

世界貿易機関(WTO)の紛争処理委員会が、EUの過剰輸出分の大半が 違法な補助を受けているとの報告を出したことを受け、EUは11月24日、価 格を36%引き下げることで合意した。WTOはEUに対し、2006年5月22日 までに年間輸出を127万トンに制限するよう命じた。一方、国際砂糖機関(I SO)は、2005年のブラジルのエタノール需要が8%増の134億リットルに なる可能性があると発表した。

仏砂糖ブローカーのサクデンは29日付リポートで、「砂糖相場における強 気ムードが、向こう数日間に後退するような兆しは見えない」との見解を示した。

ロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)の白糖先物3月限の終値は、前 日比0.10ドル高の1トン=310.40ドル。3営業日の続伸となった。一時10 月12日以来となる313.30ドルまで上昇した。ニューヨーク商品取引所(NY BOT)の粗糖先物3月限終値は、前日比変わらずの1ポンド=12.45セント。