10月の国内自動車生産は3カ月ぶりにマイナス-乗用車販売減少(2)

日本自動車工業会(自工会)は29日、10 月 の四輪車生産・輸出実績を発表した。国内自動車生産台数は3カ月ぶりに前年 同月を下回った。トラックとバスの生産は増えたものの、乗用車が3カ月ぶり に減少。新車効果の薄れた日産自動車を中心に国内の販売が落ち込んだため。

四輪車の国内自動車生産台数は前年同月比1%減の88万8505台。トラッ ク が同0.2%増と前年並み、バスは29%増と好調だったが、乗用車が1.4%減 少。乗用車のうち、普通車が1.2%減、小型車が0.8%減、軽四輪車が3.7%減 で、3車種ともそろって前年同月を下回ったのは2003年11月以来、約2年ぶ り。

自工会広報部の高橋信行氏は10月の国内自動車生産が減少したことについ て、「乗用車の国内販売不振が響いた」と分析。一方、1-10月までの累計生 産台数は1.8%増の895万2515台となっており、年間では「1000万台の達成は クリアできるだろう」(高橋氏)と見ている。

メーカー別でみると、日産自の10月の国内生産は今年初めて前年同月を下 回り、16%減と大幅にマイナスとなった。昨年9月に小型車「ティーダ」、昨 年 10月には高級セダン「フーガ」を投入しており、新車効果が薄れたことが主 因。

一方、10月の輸出台数は3.3%増の44万4694台と3カ月連続で前年同月 を 上回った。現地生産が進んでいるアジア向けは18%減と16カ月連続でマイ ナス となったが、北米向けは15%増と9カ月連続でプラスだった。

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