上海の銅先物相場:反落-中国政府による売り増し懸念高まる

28日の上海銅先物相場は反落し、5営業日 で4回目の下落となった。中国国家物資備蓄局(SRB)が国内価格を抑制する ため、銅を売り増すとの懸念が高まった。中国は世界最大の銅消費国。

SRBは23日、北京で30日に開く入札でさらに2万トンの銅を売却すると 発表した。上海大陸フューチャーズの王崢氏らトレーダーによると、中国政府は 12月中旬にかけて最大10万トンの銅の売却を計画。30日の入札は、この計画に 基づく3度目の週間入札に当たる。

上海東亜フューチャーズのトレーダー、袁芳氏は28日、上海からの電話イン タビューで「きょうの国内銅市場は、SRBによる売り増し懸念を背景に非常に 弱含んでいる。政府による銅の売却は継続される可能性が高い」と指摘した。

上海先物取引所の銅相場(2月限)は、前週末比一時560元(1.5%)安の1 トン当たり3万5710元となった。上海時間午前11時29分現在、同3万5790元 で取引されている。

SRBは今月に入って国内市場の入札で3万4000トン、上海先物取引所で4 万トンの銅を売却している。上海の長江市場の銅現物価格は28日、前週末比一時 680元(1.8%)安の1トン当たり3万7820元となった。

中国紙チャイナ・デーリーは24日、同国政府のトレーダー、劉其兵氏が誤っ たポジションを積み上げたため、政府が12月21日までに最大13万トンの銅を国 際市場に引き渡す必要があると報じた。

-- Editor: Poole.

hhorie@bloomberg.net Editor:Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: 上海 Xiao Yu at (021) 6104-7014 or yxiao@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: James Poole at (65) 6212-1551 or jpoole4@bloomberg.net.