円はドルに対して下げ幅拡大へ、2006年3月に123円も-豪ANZ

豪銀のオーストラリア・ニュージーランド 銀行(ANZ)は28日、円は対ドルでの下げ幅を拡大し、2006年3月には3年 ぶりの円安水準に達するとの見通しを示した。米国と日本の金利格差は拡大が 続くとの見方を示した。

円は年初来、ドルに対して14%下落した。日本銀行は量的緩和政策を維持 している一方で、米連邦公開市場委員会(FOMC)は2004年6月以来の利上 げで政策金利を4%まで引き上げた。

ANZの為替ストラテジスト、クレーグ・ファーガソン氏はメルボルンで、 「一段の円安の根拠は引き続き健在だ」として、「日銀の利上げは1年先のこ とかもしれず、上げ幅もわずかの可能性がある。その一方で、米国は来週にも 追加利上げをし、来年1月にさらに利上げの公算が大きい」と話した。

ドルは28日、一時、円に対して2003年8月以来の高値を付けた。電子為 替取引システムEBSによると、東京時間午前10時48分は1ドル119円82銭。

ファーガソン氏は2006年3月に円が1ドル=123円となるとの予想の下に、 ドル買い・円売りを推奨した。123円は2002年12月以来の円安水準となる。

ファーガソン氏によれば、投資家は早ければ2006年第2四半期(4-6月) の日本の金利上昇を見込んでいたが、その後、大半が予想を第4四半期(10- 12月)に先送りした。

このところの米株の上昇も、ドル高・円安要因だと同氏は指摘した。S& P500種株価指数とダウ工業株30種平均は先週まで、5週連続で上昇している。

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