ダイハツ:新型軽エンジン、年産60万基へ-12月以降、新車に順次搭載

ダイハツ工業は22日、軽自動車用の新型 エンジンを発表した。滋賀・竜王工場(蒲産郡竜王町)で年間60万基の生産を 目指す。第1号は12月19日発売の新型軽自動車「ESSE(エッセ)」に搭載 する予定。瀬尾聖和副社長は「戦略的なコアエンジンと位置づけており、来年以 降、全車種を順次、新型エンジンに切り替える」としている。

新型軽エンジンは排気量660cc、直列3気筒ガソリンエンジン「KF型」。 1985年に開発され、生産累計1000万基を超える現行エンジン「EB/EF型」 エンジンを20年ぶりに一新した。軽自動車最大手のスズキは、インドで排気量 800ccの「アルト」を展開しているが、瀬尾副社長は「新型エンジンは800ccや 500ccでも生産可能」と語る。

新型軽エンジンの本体は現行に比べ約25%軽量化。シリンダーブロックの アルミ化や樹脂素材を採用したことで47キログラムと軽自動車クラスで唯一の 40キロ台を実現した。燃費を約10%向上させることに成功し、オートマティッ ク車で1リットル当たり22キロメートルを達成した。

さらに、排出ガスの浄化性能が高い最先端技術「スーパーインテリジェント 触媒」を装着することにより、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を 45%低減するなど優れた環境性能を実現。エンジン各部の剛性強化や部品改良で、 現行エンジンに比べて振動や騒音を3割低減し、静粛性を備えた。

小型車「ブーン」に搭載の3気筒1リッターエンジン「1KR型」も、「K F型」と同じ設計思想で作られており、同じく竜王工場で年産40万台を計画、 うち半分を輸出に振り向ける。ブーンはトヨタとの共同開発車(トヨタ車では 『パッソ』)。1KR型はダイハツが生産を受け持つトヨタの小型車「ヴィッ ツ」(欧州名:ヤリス)」にも搭載されている。

ダイハツの株価終値は前日比2円(0.2%)高の1105円。

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